奈良は、蚊が少ないね。

もう9月、ちょっと痒そうですが蚊の話しです。我が家の殺虫剤は、屋外はスプレー缶。室内は、昔ながらの蚊取り線香です。犬と猫がいるので、できるだけスプレー缶は使わない。今年、奈良へ引っ越してきてもそのように。

振り返ってみると、前年の大分との違いは、蚊の数が圧倒的に少なかったこと。大分でびっくりしたのは、幹線道路に植えられている街路樹ごとに蚊がワンワンと舞っていた。陸君との散歩は特に要注意。犬は体温が高いので、どうしても蚊がまとわりつく。だから、それを払いのけ払いのけの散歩でした。気が付くと、私が5、6カ所刺されている。あ〜あ。痒い。短パンで出掛けたとき、両脚に20カ所くらい刺された。

ところが、奈良では短パンの散歩でも、2〜3カ所ですむ。雑木林とか池とか、結構あるんだけど、少ないことはうれしい。部屋にも侵入はしてきますが、毎日の蚊取り線香は1本でOK。大分の時は、2〜3本は必要でしたから、助かります。

ただ奈良の蚊は、ブ〜ンと羽音が聞こえるシマシマの蚊ではなく、音も出さずにいつの間にか吸い付いている、小さな黒い蚊。陰険です。動きも素早い。なかなか撃墜できない。ま、数が少ないので、刺されても2〜3カ所。ちょっとの我慢すればよし。しかし、地域によって蚊にも違いがあるもんだ。

蚊取り線香ですが、メーカーによって価格が大きく違うのですね。50巻で、キンチョウが1180円。アースが698円。さらに知らないメーカーが580円。こんなに差があるとは知らなかった。もう段々と蚊も少なくなることでしょう。トンボが、いっぱい蚊を退治してくれないとね。大分ほどではないけど、奈良もトンボが意外と少ない。東京は、結構多かった。何でだろうね。それで蚊も少ないのか。



無罪判決。なぜ福島県警は、県立大野病院の妊婦死亡を、刑事事件としたのか。

県立大野病院事件が、8月20日に無罪判決となりました。その後、福島県警は、控訴するのを断念した。いまだ事件として報道されているのも、変な話しですが。

しかしこの判決にホッとした人も多いのではないでしょうか。なによりも生死をさまよう患者さんには、ですね。生死に関わる医療行為に、刑事訴追を恐れて二の足を踏む医者が出てくるからです。

それにしても、全国の産婦人科医療を震撼させた福島県警の刑事訴追は、なぜ起こったのでしょうか。さらに新聞やテレビなどのマスコミも、医師の逮捕報道をいたずらにあおり、発行部数を伸ばそうとした行為、見え見えです。所詮、マスコミはハイエナと同じだ。

今度は、マスコミこそが、福島県警の刑事訴追に至った経緯を暴き、医療現場や患者、さらに社会を不安に陥れた真の理由を問いただすべきだと思う。この件に関して、担当医師を逮捕した富岡警察署は福島県警本部長賞を受賞したとか。地域医療に必死に取り組む医師を逮捕したことが名誉だなんて、福島県警は何を考えているのだ。

これにより、医師が極端に少なく、現場の負担が大きい地方医療現場から、医師がいなくなるきっかけを作ったのだから。福島県警の責任は大きいぞ。そして、前のように、地域に医師が戻るのは、いつになることやら。