なすび、いろいろ、今が旬。

なすいろいろ

またまた恒例の大和路へぐり、道の駅。くまがしステーションへ、野菜の買い出しに行ってまいりました。我が家では、月に1〜2回の行事。妻が道を覚えるまでは、私がここまで運転することになります。

奈良県は海がないけど、周囲を山に囲まれた盆地、水量にも恵まれて、野菜は豊富にあります。中でも、今が旬の茄子は、妻が驚くほど種類もいろいろ。道の駅だからの品揃えでしょうか。

私が子供の頃の夏といえば、きゅうり、茄子、トマトが旬でした。今は、こんな野菜が1年中流通していて、真冬だって売っている。重油を使ったハウス栽培でしょうけど、野菜の季節感がなくなって、なんだか味気ない。栄養価だって旬には及ばないという。

そ、旬ならばこそ、茄子も種類が豊富。みずなす、黒なす、賀茂なす、長なす、白なす。白なすは、初めて見ました。私の大好物、焼きなすに適しているとか。しっとり冷えた焼きなすに、生姜を乗せ、かつお節をパラパラと降り、醤油をたら〜り。口に運ぶと、水っぽくって味もないようだが、ほんのり甘みとほのかなコク。そして生姜がピリリと効いて、かつお節と醤油の濃い味と口に中で絶妙に絡まる。う、う、旨い。ただ、旨い。

ところでその日は賀茂なすを使った煮浸し。トッピングにはトマト、たまねぎ、ねぎ。味がじっくりと染み込んで、あっさりした味わい。夏ならではのおいしさです。この煮浸し、賀茂なすの皮は食べられないと思ったら、食べられるよ、と妻が。なすを揚げる時に、ちょっと長目に時間を掛けて揚げるのだそうな。なるほど、皮もとろけるように食べられる。おいしい。だから、なすって、好きなんだな。夏は、目一杯、なすを味わいましょ。