妻がデコパージュした、ティッシュボックス。


畑のゴロゴロと転がる色とりどりのカボチャ、をイメージした柄のプリントペーパー。これがティッシュボックスを彩りました。

無垢の木のボックスに、色を塗り重ね、黄色地に仕上がった箱。カボチャのペーパーをあてがって、位置を決めます。カボチャの部分の下地に粘土を入れ、その上からペーパーを貼ります。カボチャのヒダヒダに合わせて細かく下の粘土に凹凸を入れ、微妙な立体感を調節します。

あらかた形が整ったら、ペーパーの上から箱ごとニスを何度も塗り重ねます。結構手間暇が掛かって、やっと出来上がりました。カボチャのボリューム感がいい感じ。我が家でしっかりと存在感を放っています。

デコパージュ用のイラスト紙を複製するのに便利なのがカラーコピー。妻は、コンビニを利用します。大分ではローソンが近場にあったんだけど、妻はセブンイレブンのコピーがお気に入り。セブンの方が、コピーの色の発色が鮮やかできれいという。機器の差でしょうか。イトーヨーカドーグループって、機材がしっかりしているのかな。

我が家でも、そんなイラスト用紙をスキャナーで取り込んで、プリンターで印刷するんだけど。プリントした紙にシンナーやニスを塗り重ねると、模様の色が変色してしまう。これじゃーデコパージュには使えません。キャノンのプリンターインクと愛称がよくないのかも。エプソンの方が、いいのかな。ま、デコパージュのことまで考えてなかったから。


地球が、大自然が、人類に牙をむけた。


と感じるのは私だけでしょうか。今年5月12日、中国の成都付近で地震がありました。死者は6万人を超えた大被害。これだけで、13年前の阪神淡路大震災の被害者数の10倍以上。その後は、旧ビルマミャンマーがサイクロンに見舞われました。これも被害者は数万人、公式発表は依然とありませんが。

異常気象は、安易に地球温暖化の影響と言うつもりはありません。氷河期が終わったのは1万年前で、今が地球にとっては一番温和な時期です。その間に、人類は文化も文明も限りない成長を遂げてきました。人口も爆発的に増加。1万年前には、人口は500万人だった、とする推定値があります。2000年前は、3億人に達し、1800年頃には10億人。1927年には20億人。1961年には30億人。1971年は40億人。そして今は、66億人が地球上に暮らしています。2070年には、100億人を突破すると予測されています。地球には、最大200億人まで居住可能とするデータもありますが、それは平和でどの種族も手を繋ぎながら、和気あいあいと共存できたらの話しです。

二酸化炭素排出量が問題になっていますが、石油などのエネルギーの産出時よりも、人類も含めて生物が、日々に排出する二酸化炭素の方が、その数倍も多いといいます。もう、植物の光合成では、追いつかないのです。所詮人間は、今が楽しければいいと、排ガスやゴミをまき散らして、後は誰かが何とかするだろう、なんて思っているのかもしれません。倫理や道徳観の欠如や崩壊が、人々の心の中を蝕んで、それが地球的な規模に拡大しているのかもしれません。

こんな雨は生まれて初めて。先日、金沢市街で川が氾濫し、床上・床下浸水の被害に遭われた人の感想です。まさか、こんなことになるとは、と。長く生きている人が、生まれて初めての災害。今年は去年同様に暑いです。雨が欲しいと望めば、降れば土砂降りとなり、ご覧の有様。そして、神戸で5人が濁流に呑み込まれて命を落としました。川遊びの最中で、急な夕立に、雨宿りをしていて逃げ遅れたとか。あっという間の鉄砲水だったと言います。これも、まさか、だったでしょう。

もしこれが、地球温暖化の兆候のひとつとすれば、その原因を引き起こしたのは、私たち人類ですね。石油などの化石燃料を燃やして、様々なエネルギーとして活用している私たちですから。さーてこの先、生まれて初めて、というどんな悲惨な体験が待っているのでしょうか。それらは、自然からのしっぺ返しです。

じゃ〜どうすればいいのか。ひたすら予測すること。想定外の出来事でした、では一巻の終わりです。そうなる前に逃げる。そうならないように対応する。地震が来るなら、危ない建物から逃げる。地震に耐えられる建物を作る。雨が降れば川はあふれる。だから山に木を植えて、保水力を高める。あふれそうな川は、川幅を拡げる。堤防で溢れないようにする。それでも押し寄せるなら、とっとと逃げる。人間ひとりひとりは非力です。地球が、大自然が、人類に牙をむけた、とすれば、すでに手遅れかもしれません。それでも立ち向かうか、それとも逃げるか。今のうちに安全な、逃げ場所を確保しましょうか。みんなで力を合わせて。