奈良県民と宝くじ。

せんとまんと

今日の朝日新聞・奈良版の記事で、近畿宝くじに、せんとくんの図柄が登場したそうな。なんで、わざわざ宝くじにせんとくんのイラストが、と思ったら。実は、これ、奈良県民に近畿宝くじをいっぱい買ってもらおうという作戦らしい。

昨年の宝くじ販売額は、奈良県では人口1人当たり4709円で、全国で46位。つまりビリから2番目というわけだ。この辺に県民性がよく表れていると思う。全国平均は7352円。大阪府は1万173円だって。ところでこれは、今日の朝刊記事だけど、昨日のアサヒコムで、とっくにネットに出ていた。もう新聞なんて、必要ないのかも、って思うくらい。

さて、今でこそ、奈良県って京都、大阪、兵庫からの流入が多いんだけど、本来の奈良県民って、あんまりギャンブルにのめり込まないはず。ま、条例もあるんだろうけど、パチンコ屋が異常に少ない。ちなみにこの前まで暮らした大分なんて、ちょっと車で走ればパチンコ屋が必ずあって、驚いたものですが。それに、平日の昼間ってのに、お客さんが結構入っていて、なんで、と不思議だった。

ちなみに奈良の公営ギャンブルは、奈良競輪くらいのものかも。子供の頃、開催日になるとどこからこんなに車が集まるのだろう、と思うくらい、自動車が押し寄せてきて、その車にも4人とか5人が乗っている。車のナンバーは見なかったけど、おそらく他府県ナンバーだったはず。

子供の頃、おばあちゃんがよく言ってたっけ。宝くじなんて、あたらへん。当たるのはバチくらいのもんや、と。それに宝くじって、100円に対して期待値は50円以下のはず。つまりは100億円分の宝くじを買い占めたって、50億円しか戻らないことになる。おまけに宝くじの売上金の4割は購入された県の収益金として分配されるので、事務手数料とか考えたら、宝くじは購入金額の半分を捨てているようなもの。所詮は、からくじ、ですって。ま、100億円持っている人は、株か、世界の穀物市場にでも投資するのでしょうけど。てなわけで、宝くじを買うより、こつこつと働きましょ。それが奈良の、県民性かも。