祇園祭の宵山、行ってきた。

祇園祭宵山

本当は、宵山は16日で、昨日の14日は宵山の前の前の日なので宵々々山と言うらしいんですが、3日間を宵山と呼んでいるので、そうしておきましょう。

てなわけで、さっそく妻と行ってきました。奈良からは、京都の中心街へ電車1本で行けるようになった。京都の市営地下鉄が27年前に完成して、20年前に近鉄京都線と相互乗り入れが開業。私が、東京に行っている間に、いろいろと便利になったものです。西大寺から、国際会館行きの急行に乗り、45分乗れば四条烏丸に到着。いやあ便利。地上に出て、烏丸通りを歩きながら、東西の通りをのぞき見る。綾小路通りの奥の方にありました、山鉾が。

ところで山鉾の、山と鉾は違うんだって。鉾は、あの思いっきり高〜い先っちょに、長刀とか、月とかあるのだけど。山は、山を象徴する松や杉が立てられているんだって。なるほど。

通りには、色とりどりの屋台が並び、さすがにスケールが違いますね。くじって、カードじゃん。射的、なつかしい。りんごあめ、パイナップルあめ、べっこうあめ。子供連れはもう大変でしょう。キャラクターのお面が並んでいる。これが一番レトロで華やか。屋台の花ですね。あと風車があれば、動きもあっていいのにね。

山鉾は、通りの家の2階と橋を架けたように繋がっていて、一般の人が鉾の中を見学できる。女人禁制だと思っていたのだけど、どうも違うらしい。拝観料は、500円くらいからでした。厄除けの粽や、山ごとの手ぬぐいも売っています。山鉾巡行の時って、鉾や山は通り過ぎるだけど、宵山だとじっくり見ることができる。装飾もまた鮮やか。山鉾によっては、分厚い絨緞のような前掛や胴掛は、まだ飾り付いていないけど、すぐ横の詰め所ではその織物が飾られている。雨に濡れると困るものね。

ところで祇園祭って、祇園祭だけではないんですね。通りの家の中には屏風が飾ってあったり。商店か問屋さんでは、布地や小物などのバーゲンがあったり。これは私も知らなかった。むろん妻はバーゲンと見れば、顔を突っ込みます。祇園祭って、そんな楽しみ方もあるのですね。いや〜、知らなかった。