夏の涼味といえば、具沢山の・・・

具沢山の素麺

そうめんです。我が家は、なんとなんと、具がてんこ盛り。トマト、げそ、鶏肉、椎茸、タマゴ、きゅうり、アスパラガス、などなど。そうめんが、まったく見えない。最初に、デーンと出されたら、何だと思うでしょうね。

2年前までの独身時代は、たまーに作ることがあったけど、そうめん茹でて、お湯切って氷をぶち込んで。出汁は、にんべんのつゆの素を適当に薄めて、、つるつる飲み込んだものだった。薬味もなしで、むろん具もなし。それはそれで、旨かったのだが。

で、妻が用意した薬味は、生姜、茗荷、胡麻、浅葱、さらに青紫蘇。いろいろあるもんだ。この時はなかったんだけど、梅肉、これが薬味で意外といけます。ただ、その梅干しなんだけど、奈良でいろいろ売場を見ているけど、まだ塩だけの梅干しが見つからない。薬味にするのなら、余計な添加物を一切加えていない、梅のすっぱい酸味だけが素朴に味わえものが、出汁の味も壊さないと思うのだが。奈良でないかな。そんな梅干し。

妻が作る出汁は、一般の粉末ダシ、たとえばヤマキダシの素に、醤油とみりんを加えて調整する。ふ〜ん、それだけでやわらかな素麺ダシができるんだ。にんべんのダシも好きだったけど、このダシに比べると、にんべんは素麺には強すぎるのかも。微妙な薄さ加減、うどん屋で出てくる素麺の出汁がこんな感じだった。

さて、素麺は、奈良名産の三輪素麺と言いたいところですが、違います。これは妻の故郷、岡山県の矢掛で作られている素麺で、妻が注文した送ってもらったもの。かなり極細ながらコシがしっかりしている。矢掛って、素麺やうどんなど、麺類がよく作られているという。水がいいからでしょうね。三輪素麺って高級品なので、めったと食べられるものじゃないからね。具沢山で、薬味もいろいろ、もうお腹いっぱい。ごちそうさまでした。