暑い一日だった。旨かった、寿司屋さん。

暑い一日

昨日の3日、さすがに奈良も暑い一日だった。雨が降るという予報もどこへやら。梅雨の中休みでしょうか。いつものどんよりした曇り空が消し飛んで、お日様ギラギラのピーカンじゃん。遠くの空には、にょきにょき入道雲。夏らしい天気となりました。

暑い暑いで、気温はとうに30度を超えているだろうな、と思ったら奈良はこの日、最高気温が33.6度だった。暑かったはずだ。

さてこの日は、妻の誕生日。去年はケーキだったから、今年は食事にでも行こうか、と。やっぱり妻の好きな、寿司ですね。ま、滅多とないから、回ってない寿司屋さんということで。近所の寿司屋に入りました。

私たちはカウンターに座り、妻はどうする、何にする、と。おまかせでいいじゃないか、はじめだけは、と私。ビールで乾杯しながら、まずは鯛から出てきました。さっそく指でつまみ、手を返してネタに醤油を付ける。ちょっとシャリが柔らかさそうなので、さっと口に放り込む。舌の上でシャリがほろりとくずれ、甘めの酢飯の味わいがサーッと拡がり、ネタもしっかりと歯ごたえ十分。へえー、奈良にもこんなにおいしい寿司屋があったんだ。妻は、箸で運んだために、しゃりをちょっと崩していた。

シャリの握りのやわらかさがいいんですね。スーパーのパック寿司は、機械だからガチガチ。東京でも京都でも、寿司屋ではちょっと硬かった。しっかりして食べ応えはあるんだけど。さらに、うなぎ、赤貝、などなどが出てくる、ネタもデロンと被さっているものもあるけど、やはりシャリが繊細。おまかせから、注文にして次々とネタを変える。いか、たこ、えび。どれも、おいしい。途中で冷酒を頼んだけど、それもガラスのお銚子で、氷の部屋が穴になっている。これなら温くならない。いい気配りです。でも容器、洗いにくいだろうな。などと。散々食べて、値段もお手頃。海なし県だけど、奈良の寿司屋さんも侮れません。暑い日の夜の、気持ちのいい食事でした。