山が見えるという安心感。

奈良の山々

盆地の奈良県北部にいると、ちょっと見通しのいい場所に出ると、東に若草山春日山。西に生駒山が望める。若草山は標高342メートル。春日山は伐採が禁じられた原生林が拡がっている。生駒山は標高642メートルで、大阪府と隔ている山並みだ。

小学生の頃だったか、友達数人と、生駒を通って平群までサイクリングに行ったことがある。途中の場所確認は、生駒山のアンテナが、あの方向に見えるから、もうちょっと先だ、などと。山が、位置確認の指標となったのだ。

再び、奈良に住み始めて、今は道路標識も充実しているが、車で走りながら、ちょっと高台に出ると、それらの山が見える。ここは、どの辺り。ほっと安心する。

大分市の郊外に住んでいるときもそうだった。遠くに鶴見岳高崎山が望めると、なるほど、山はそんな方角かと、意外に思ったり、家が近いと実感したり。東京の時を振り返ると、滅多と見えないが、遙か彼方に高尾山系くらいか。地名では、富士見と名のつく町名が多いが、今やビルに遮られて、とてもとても富士山は望めぬ。

奈良の山々は、当たり前だが27年前と同じ佇まい。私は、海が好きだが、山々にゆったりと囲まれているのも、なんだかいい。それが奈良の良さなのかもしれない。


おバカを見て笑っている、自分が一番のバカ。

と思えてきた。クイズ番組の、ヘキサゴンだっけ。誰でも知っているしょうもない問題にもならない問題を出題して、解答者が見当外れの、というか期待通りのおバカな答えを連発して、笑いを誘う。

フジテレビ系ですね。お笑い路線で、視聴率を稼ぐ得意のパターン。しかし2〜3度見ていると、パターンが変わらない。おバカな答えを、ただ単に笑っているだけの自分に気が付いた。上地君でしたっけ、羞恥心でしたっけ。また、おバカで売り出している。

そのヘキサゴンの視聴率が16%台で、水曜日の夜7時台でトップというから驚きです。今年になって、趣向を変えたクイズ番組が次々と登場しているが、やはり3度目には飽きてしまうのがほとんど。それでも目先を変えた、クイズ番組はまた現れては消える。

かつてはロンブーが司会する番組が、低俗とか、子供に一番見せたくない番組などと紹介された時代もあったと思う。ヘキサゴンを子供と一緒に見る親は、こんなおバカにならないようにしっかり勉強するのよ、と笑うのだろうか。

同じ水曜日の番組で、10%を超えられない「ホカベン」。10%前後に止まった「警視庁捜査一課9係」。昨日で最終回でした。それぞれ、私は一度も見なかった。放送局の皆さん、嘲笑うんじゃなくて、スカッと笑える番組を作ってください。ほほーと感心する番組を作ってください。

さらにさらに6月18日の視聴率。「ホカベン」は8.9%。「警視庁捜査一課9係」15.4%、と結構がんばってんじゃん。ヘキサゴンは、17.9%。う〜ん、言葉がない。