とうとうゲロした陸君。20日の午後4時。

大洲ゲート

海に浮かぶ山のような半島を、すがすがしい気分で走行できた国道197号線。通称メロディラインを抜けて八幡浜市内へ。今のところ、殿は大人しい。さっき休んだものね。陸も落ち着いた様子。先ほどの休憩から30分くらいは経過しただろうか。このままできる限り距離を伸ばそうかと。八幡浜から、大洲へ向かう。

しばらくすると、妻が水を飲ませられる場所があったら、止めてほしいという。陸がちょっと限界かもしれない。しかしこの197号線、走れども、道の駅のような、そんな場所はない。そしていつの間にか国道56号線に入る。もうこうなれば松山自動車道路は近い。がんばれ陸。

そして、大洲のインターから松山自動車道路へ。げっ、片側1車線じゃん。こっちは非力な軽自動車。また、馬力のある車に追いまくられるな〜。ま、その時は、とっととパーキングに逃げれば良しと。

で、やっとパーキングをめっけ。内子パーキングに入る。さっそく陸君を出す。もう辺り構わず、引っ張るというか、芝生のある緑地帯をどんどん歩く。妻が、水を飲ませる。かぽかぽ飲む。ただただ飲む。そしてまた歩きまくる。止まった。うんちです。早朝の散歩もしてなかったから、やっと出たね、ひと安心。

うんちをしたら、また水を飲む。ちょっと飲み過ぎじゃないかい。ま、いいか。さて出発。パーキングを出て、ほんの1分もたたないうちに、妻が言った。陸が、ゲロした。どこかで車を止めて、と。わ〜ん、片側1車線の自動車道路。次のパーキングまでは、数十キロ。え〜い、路側帯に止めてやる。そんなわけで、小さな路側帯に車を止めた。すぐ真横をビュンビュン車が通っていく。妻が、下に敷いた毛布をチェック。泡ばかりで液状のゲロだよと。水を飲みすぎたのだ。いつもならすでに数回はゲロしているから。よくぞ我慢した。先はまだまだ長いんだよ。では、行こうか。ゆっくり、速く走ろうね。