日田からの帰り道。

トンネル

80キロくらいしか出せない軽四も、さすがに慣れてきて、ハンドルを握りながら妻との会話にもゆとりが出てきた。ゆっくりゆっくり安全に、50代半ばが飛ばしてどうする。

妻は、日田醤油、和紙、魔除けの土鈴などなどを買った。豆田のロールケーキって、豆田町にあるから豆田だったんだ、後でわかった。結局、このケーキは、半分以上が陸のお腹に入った。私は、一口も食べてない。ま、いいけど。

妻は、日田特産の下駄を買っておけば良かったと後悔していたが、下駄を履く機会なんて、ないだろうに。でも値段も安かった気がする。さすがに林業の街、いたるところに製材所があったから。

そういえば、ここ数年、下駄を履いた人など見たこともない。大分に来て一年になるが、たしかに見たこともないし、下駄の音も聞いたことがない。日田の豆田町でなら、下駄を履いての浴衣なんて、いいかもしれない。カランコロンの音も、白壁に心地良く響くでしょうね。

ところで大分自動車道路のトンネルは、入口がさりげなく飾られていて、いいですね。あとで写真を見たら、壁のパターンもそれぞれ違う。恐れ入りました。帰りに別府湾のサービスエリアに寄ったけど、コンビニとレストランがあるだけで、土産物や特産品のコーナーがない。なんだか、味気ない。トンネルに、遊び心があるのにね。