たっぷりと日田を堪能。

大原茶屋

お昼は山里料理のお食事所、大原茶屋でいただきました。竹林に囲まれた静かな場所で、まさに茶屋です。運ばれてきた料理は、竹かごの中に納められて、山菜や野菜、こんにゃく、天ぷらなどなど。さらに茶碗蒸しも付いて、どれもこれも抑えめの味付けで、きれいさっぱり平らげました。

ふと竹林をみると鶏たちが次々と現れて散歩している。林に微かに光がこぼれ落ちて、鶏が行ったり来たり。食事も終わってお腹がいっぱい、なんだか夢見心地の気分。まさに春うららですね。

また豆田町に戻ってぶらり食後の散歩。金物屋さんに目がとまる。金物といっても、表には竹ものが並べられていて、見事な達筆でポップとしている。中くらいのザルが840円。でかいのが1260円。思わず安いね〜、妻とささやきあった。野菜を干したりするのにちょうどいい。しかし、こんなでかいの持ち歩けん。断念。

人力車が外人さん2人を乗せて道をゆく。さぞや重たかろ。編み笠かぶった菓子売りの人が、天秤からぶら下げた箱におかきなどを積んでいる。いらんかえ〜。そういう売り方もあるんですね。移動販売の原点です。ましてや人力だけで、ガソリンもいらない。エコですね。東京の杉並でも、自転車に豆腐を積んで、近所を回る豆腐屋さんとか、台車にいろいろな総菜を積んで売っている人がいたっけ。今も、やっているのだろうか。

豆田町の街並み、観光用として維持しているのだとは思うけど、日田の街の人の生活にも根ざしていれば、もっといいだろうな、などと。何十年と残って欲しい街並みだから。郊外型のショッピングセンターに負けるな、街の商店街がんばれ。