日田のポン菓子、おいし〜い。

日田ポン菓子

到着後、さっそく日田の市街へ。道の脇に、小川というか小さな用水路の道を歩いていきます。たぶん昔は、その軒下を流れる水で、野菜なんかを洗っていたのでしょうね。そこそこ流れも速く、水もきれい。

少し歩くと、赤い毛氈を敷いた出店が。私の大好きな、ポン菓子が並んでいます。その後ろには、頭にタオルを巻き、なにやら懸命に作業をするおじさんと、あの、かつて見たことがある機械が、春の日差しを受けて、いぶし銀のように鈍い輝きを放っている。

おばさんが笊(ざる)にほかほかのできたてを入れて、食べていってと盛んに勧める。笊からほんのり甘い香りが漂ってくる。妻たちは、ぽりぽりとかじっていた。私は、食べません。だって、買うことがもう決まっている。ポン菓子に目のない私ですから。

妻が食べたのは、マカロニのポン菓子。私が好きなのは、もちろん白米。この他、玄米に、大豆まで、あるんですね。ところで、帰ってからですが、さっそくポン菓子を食べた。膨らんだ米の中に、まだ作りたての熱気が残っている感じがして、それがなんとも素朴で暖かみのある味わい。

ここのポン菓子は、より昔の味に近い。たま〜に、スーパーなんかでポン菓子を買うんだけど、日田のポン菓子は砂糖ののりにざらつき感がある。それが口に含んだときに、微妙な甘さをより感じやすくしているのだと思う。ま、人それぞれですけど。よーく見ると袋の底に小さな粉。砂糖の名残りが、いっぱい落ちている。これが、おいしさの証拠、ってわけです。

子供たちよ、おやつはポン菓子を食べなさい。輸入小麦や、輸入トウモロコシが主原料のスナック菓子は、添加物、香料や調味料などが盛りだくさんで、カラダにいいとは言えないものばかりだから。米のポン菓子は、米と砂糖だけ。美容と健康にもいいでしょうね。でも、米を主原料にしたお菓子が、もっとあってもいいかも。米の消費がアップするのに。カレー味や、チーズ味のポン菓子で。おっと、そうすれば、また添加物てんこ盛りですか。やはり、米のポン菓子の素朴な味が、私は好き。