うんまい、白菜の古漬け。

白菜古漬け

最近は、食べ物のことばかりになってごめんなさい。でも、妻が漬けた白菜は、最初の頃はあっけないほどさっぱり、ほとんど野菜味じゃん。それが、だんだんと古くなり、じっくり漬かって、私にとっての、漬物らしくなりました。食べると、おいし〜い。かなりすっぱいんだけども、その中に微妙な旨みが味わえて、醤油をちょっとかければ、それがさらに引き立つ。ただただ、旨い。

白菜の漬け物って、まずは白菜を4分の1くらいにして、干すんですね。この大分では、近所でも結構見かけました。塀の上に、切った白菜がズラッーと並んだり、庭にワンサカ白菜がひしめき合っていたり。

妻に、なんで切った白菜が並んでるの、と聞くと、漬物にするためよ、と。去年の東京では、そんな光景はまったく見たことがなかった。そうなんだ、白菜って、漬物にするためには、まず干すんだ。男って、本当に物の道理を知りませんよね。それがどのように作られるかなんて。都会では、自宅で漬物を作る人が少なくなったんですね。

ま、ともあれ、この地の大分では、白菜を干しているその家では、我が家ならではの白菜漬けが、根付いているんですね。私は、浅漬けより、古漬けが好き。この古漬けには、植物性乳酸菌が含まれている。カゴメのラブレで有名になったけど。市販の漬物は発酵が進んでなく、植物性乳酸菌はほとんどないという。やはり自宅で漬けるのが一番。添加物もないから。

最近この地、大分の青空市では白菜が並ばなくなった。もうシーズンが終了です。物には旬がありますから。旬だからこそおいしく栄養価も高い。白菜の次は、これから旬の物をいただきましょうか、春野菜などで。