別府のひょうたん温泉が、ミシュラン三ツ星。

鉄輪08

なんて記事が、昨日の朝日新聞の夕刊に出ていました。九州地区だけかもしれないけど。フランスのミシュランが発刊する旅行ガイドブックの日本版で、紹介された観光施設は938。その中で、ミシュランが必ず見るべきだ、と薦める三ツ星は51カ所だけ。その中に、大分県別府市鉄輪温泉の温泉施設、ひょうたん温泉が三ツ星の評価を与えられているのです。すごいでしょ。でもこのミシュランの旅行ガイドが発刊されたのは、去年の4月。なんで今頃、新聞記事に、なんて思うでしょ。ま、それは、さておいて。

では、日本で三ツ星、必ず見るべきだ、と評価された観光施設には、どんな場所があるのでしょうか。もちろん、京都の金閣寺銀閣寺、清水寺。奈良の東大寺法隆寺は入っています。51のすべては書くのが面倒なので、東京から大分へ引っ越した私の勝手な紹介。東京の9つの観光施設は、東京国際フォーラムのガラス棟、エルメスミキモトギンザ2、東京都庁新宿御苑プラダブティック、明治神宮、神宮内苑、高尾山。

関西を素っ飛ばして、岡山県は後楽園。広島県は、宮島、厳島神社厳島神社の鳥居。この鳥居ってのが面白いですね。やはり、フランス人には、鳥居がトレビアンと映ったのでしょうか。四国は愛媛県道後温泉本館。そして九州では、福岡の九州国立博物館と、この別府のひょうたん温泉だけなんですよ。私自身、別府の鉄輪温泉は、去年に旅行で3日間滞在しました。鉄輪は、かんなわ、と読みます。てつりん、ではありません。海地獄、山地獄などの地獄めぐりがあっていいところです。でも、ひょうたん温泉は知らなかった。鉄輪温泉全体の雰囲気がよくって、ひょうたん温泉がその中でも、ミシュランがクローズアップしたのだと思います。

でも、この朝日新聞の記事、ちょっとバカにしていませんか。記事の見出しに、駒、出た。名誉、何で、別府沸く。つまり、意外だ、と言っていますね。ひょうたんと引っかけたりして。さらに見出しは、日光東照宮法隆寺と同評価。世界遺産と比べていますね。そりゃー、凄い、圧倒される、感動した、のような世界遺産とは違います。湯に入り、ゆったりと、くつろいで。ああ〜気持ちよかった、さっぱりした、のランクがあってもいいのではないでしょうか。しかし、朝日新聞は、ほぼ1年も経ってから、記事にしたんでしょうか、不思議。

さらに記事では、ひょうたん温泉を経営する社長は、気恥ずかしい、だって。社長さんは、この評価にもっと胸を張ってください。そして、常に細心のサービス、おもてなしの心を忘れないように。きっと、ミシュランのフランス人は、心から癒されて、物珍しく、楽しかったのでしょう。日本全国各地では、新たな施設を作って客を呼び込もうとするだけで、心が育ってないものが多く見受けられます。そりゃー、いろいろな人がいますから。ところで、別府温泉は鉄輪温泉を含めて八湯あります。別府温泉、鉄輪温泉、明礬温泉、観海寺温泉、亀川温泉、柴石温泉、堀田温泉、浜脇温泉。鉄輪のひょうたん温泉だけでなく、いっぱいありますから、本当に存分に楽しめますよ。