干し柿も、これで最後。

最後の干し柿

昨年の11月14日に、送ってもらった柿を剥いて、吊して干して、じっくり待ちました。

年が明けると、真っ白な粉が一面にふいて、もう食べ頃。その干し柿を少しずついただいて、もう残りはこれだけです。

干し柿の有名ブランド、市田柿ほど美しくはないけど、我が家の干し柿は甘みも舌触りも十分。市田柿の産地、南信州では新年を祝う席に縁起物として干し柿を食べる習慣があるとか。

そういえば我が家でも、元日の朝に、妻がこの干し柿をポンとお皿に出して置いていたっけ。その時は、ま、なんかの風習だろう、と思っていたけど、そういうことだったのですね。妻は岡山の出身。この地も、そんな風習があるのでしょう。縁起の言われはわかりませんが。

柿って旬だけしか出回らないから、いいですね。柿を売場で見かけると秋深し、と思ったものです。みかんは冬の風物詩、だったんだけど、ハウスミカンのせいで年中見かけるようになった。野菜や果物で、本来の旬が見落とされている。旬ならばこそ、栄養価も高いのにね。