やけどにアロエ。

火傷にアロエ

数日前、入浴中にちょっとした不注意で火傷をした。風呂は追い炊きのできる釜タイプではなく、熱湯を蛇口から注いで水と混ぜて適温にするタイプだ。なんせその湯は深夜電力を使って沸かしていますから。

その蛇口から出ている熱湯に、カラダをひねった時、右腕が当たってしまった。反射的に腕を引いたが、もう遅い。だんだんとじくじく痛み出す。もう湯につけられない、痛む。今度は水を出して、桶で痛む右肘部分を冷やす。あー心地良い。

ちょっとした不始末を後悔しても、もう遅い。一瞬一瞬に気をつけなければ。風呂から上がって火傷を妻に見せると、玄関脇のアロエを取ってきた。もう我慢できなほどジーンと、ズキズキ痛む。妻は5センチ幅に切ったアロエを中から裂いて2つに割り、アロエの肉の部分を火傷に当てて応急処置とした。

じくじくする痛みが腕にまとわりついている。痛みが頭から離れない。ああ後悔。食事が済んで、テレビを見たりして気を紛らわす。その内に、だんだんと痛みが気にならなくなってきた。もちろん痛いけど、確実に和らいでいる。恐るべし、アロエの威力。火傷にアロエというけれど、はっきり言って鰯の頭も信心からで、あまりあてにはしてなかったが、たいしたものだ。妻に言わせると、医者でさえアロエというらしい。火傷で医院に駆け込むと、庭にあるから持って行きなさいと。なるほど。

まる2日くらいをアロエで処置して、奈良へ行ったときは塗り薬を使った。その後は、もう放ってある。今は火傷の箇所がとってもかゆい。治りかけなのだ。今はその痒みを我慢の最中。それにして家にアロエがあって幸い、良かった。アロエ、大事にしましょ、まさかの時に備えて。猫の殿ちゃんは、妻が用意したアロエに興味津々。食べてもいいけどね。アロエって、トカゲのしっぽみたい。トカゲというより、恐竜かな、小さすぎるけれど。アロエと妻に、感謝です。