カレー鍋、いまいち。

カレー鍋

お節、解散、というわけで、その残り物を、今はやりのカレー鍋にぶっこんだ。結構話題になっていて、一度はやってみようかと妻と話していた。で、妻はいつのまにか、カレー鍋の汁、というものを買っている。さてカレー鍋。加えるものは、お節の煮しめだった、レンコン、ごぼう、にんじん。紅白かまぼこの残り。さらに新たに、豚肉、長ネギ、たまねぎ、キャベツを。

カレーの香辛料の香りが部屋いっぱいに拡がる。ぐつぐつと煮立ったカレー鍋。旨そうだ。さーあ、初めてのカレー鍋、味体験。うん、うん、汁をそそる。びみょ〜。ちょっと、甘ったるいかな。でも、結構食べ進むと、カラダが暖まる。なかなかいいかも。ご飯のおかずとしては、まあまあ。ある程度、食べると、妻が突然、箸を置いた。ちょっと気分が悪い、と。香辛料の匂いが鼻につきすぎたのだと言う。

私は直ぐさまパッケージの原材料名表示を見た。カレーフレークパウダー、トマトペースト、ウスターソース、カレールウ、かつおと昆布のだし、ビーフブイヨンなどなど。これらの原材料を見ても、突然に食べたくないという原因はわからない。このパッケージには17種類のスパイスと和風だし使用、などと書いてある。和風ダシの原料にもこだわっているのでしょう。しかし、なんで、いまいち箸が進まないのか。

その理由は、出汁にいろいろ混ぜすぎたのだ。ある話で、かつて映画監督の小津安二郎監督が、すき焼きの鍋にカレー粉をたっぷり注ぎ込んで振る舞ったという。旨かったのか、まずかったのか、今となってはわからないが。この単刀直入、そのストレートさがいいのだと思う。ただカレー粉を放り込むという発想が。

そうですね、市販のものはできるだけ完璧に仕上げようとする。でもね素人は、さじ加減で、甘けりゃ塩を入れ、辛けりゃー砂糖を入れる。ま、そんな単純なものではないけど。その微妙なものが好みなんですね。人それぞれには、味の感受性が違います。とにかく、カレー鍋は当分食べたくない。妻は、二度と、とも言っているが。

関係ないけど、大発会日経平均がドスンと下げましたね。やっぱりね。今年は、いろいろな波乱がありそうだ。