青空市場、佐賀関にて。

青空市場

先週の話しになりますが、佐賀関漁協の朝市に向かう道中で、妻が、あっ、青空市場やってる、と。ハンドルを握っている私としては、2車線の対面道路で、きょろきょろするわけにいかずに、場所は認識できなかった。

で、佐賀関漁港の朝市の帰りに立ち寄ったわけです。漁協の朝市では、クロメはなかった。残念。関サバが1匹2500円。確かにスーパーでは4〜5千円して、ここはそれよりはるかに安いけど、それでも高い。それは年に一度か二度の、とっておきのごちそうの時まで先延ばし。かますの干物などを買って、帰り道へ。

そこは、JA女性の店さがのせき。なんだテントがあるじゃん。青空じゃないじゃん。単純な青空市場を想像していた私がバカでした。そりゃそうですよね、雨が降ったら困るから、テントくらいは必要か。中にはいるとみかんがいっぱい。残念ながらミカンなどの柑橘系は、妻はダメなんです。調味料代わりに、かぼすとか柚子とかを使うのはいいけど。

わっ、しいたけが大きい。そして安い。その他、白菜や、蕪、大根などが、ほんとに朝穫りなのか、すべてが輝いている。妻が買って帰った大根は、みずみずしくってきれいでハリがあって、とてもおいしかった。いいさんまがあれば、大根おろしにピッタリだったでしょうに。しいたけも肉厚で新鮮、焼いてかぼすでいただきました。この市場でも、干物を売っていた。後日、食べたんだけど、旨みがいっぱいで、申し分がない。さすが大分、この近隣では、機械干しじゃなくって、ちゃんと天日で干している。東京みたい都会じゃ、そんな干物、めったに出会えませんから。本当に、旨かった。作った、育てた人が、直ぐに持ってくる青空市場はいいですね。まさに地産地消、これこそが美味しさの、一番の原点ですね。

ところで最近、妻が正月の準備を始めていますが、スーパーへ買物に行って、百合根がない、くわいがない、などとこぼしている。えっ、そんなものがないの、と私。妻は悲しそうに、もっと年末になると売場に出てくるらしいんだけど、と言う。おせちは、どこの家庭でも作らなくなったのでしょうか。おせちのくわいは好きだった。百合根も茶碗蒸しには欠かせない具。これから妻は、おせちの準備を始めるようです。