モツ鍋は、3度楽しめる。

モツ鍋は3度

妻がスーパーでモツ鍋の出汁を見つけた。博多風と書いてある。妻は、博多風なんて初めて見た。今夜は、モツ鍋にしょうか、と。おでんを除けば、鍋は11月の10日以来か。久しぶりの感じで、モツ鍋にもちろん賛成。しょうゆ味と味噌味があったが、しょうゆをを選んだ。味噌なんて、後から放り込めばいいから。

私がモツ鍋を食べたのは、10数年前。東京で、モツ鍋がブームになった頃だ。なんでそんなものがブームに、なんて思ったものだ。それなりに、旨かったけど。でも、鍋料理なんて、わんさかあるのにね。ま、あれは、バブル終焉の、景気の落ち込みから、生まれたものと。それ以来だった。

さてさて、我が家のモツ鍋。モツに、ニラ、キャベツなど、野菜をてんこ盛りに。妻は、下準備オーケーと言っているが。ちょっと様子が変。モツ鍋の下準備中に、ブレーカーが落ちたらしい。この鍋は、電気で温める。結構な、消費電力なのだ。ちなみに、パソコン、炊飯器、電子レンジのオーブンを同時に使うと、落ちる。鍋は、やはりガス、というか、炎の火がいいのですね。

ぐつぐつと煮上がった。ニラの中からモツが顔を覗かせている。取り皿に、なんだかんだを放り込んで、まず汁を飲む。こんなに旨かったっけ。モツもいい味。なにより野菜がふんだんに食べられる。キャベツ半玉を使ったというが、もっとあっても良かった。旨い、旨いと、食べ終わって、鍋の底には、旨い煮汁がいっぱい残っている。も一回、食べようよ。

というわけで、次の日は、鶏肉のぶつ切りに、豚肉を足して。ニラがなくなったので、ネギをたっぷり。キャベツは残りの半分を。おお、これもいける。ちょっと出汁が薄くなった分、妻は何かを足したよう。横で待っている陸君は、鶏の骨まで頂戴してます。よかったね。みんな、2度目も満足。まだまだ、残り汁が。これは次の朝の雑炊に。もちろん、玉子、ベーコン、玉葱、ほうれんそうを加えて。おっと写真を撮るのを忘れた。おいしかったんですよ。そうです、モツ鍋は、3度楽しめるのです。