大分市近郊にできた、定食屋さん。

定食屋さん

今年の4月に引っ越してきてから、ずーっと空き店舗だったこの建物。散歩圏内の近所にあります。それが1カ月前くらいから、急に内装工事が入って、どんなお店がオープンするのかな、と。昨日、陸君との散歩で通りがかると、いつの間にかオープン。

すき焼き定食、鯖の味噌煮定食、から揚げ定食。ふんふん、普通の定食屋さんですね。ありがちな定番メニューです。メニューの値段を見ると、ん、ちょっと高いような。大分って、500円くらいで食べられる定食屋さんって結構あったから。看板の名前を見ると、見たことがあるような。

そうです、東京の渋谷駅直ぐ近くにあった、あのお店。ご飯のおかわりが自由で、渋谷では午後の2時から5時までも、時間を限らずいつも客が入っている、あのチェーン店ですね。繁華街の渋谷駅徒歩1分のあの店と、大分市近郊のこの店と、メニューの値段が同じなんですね、きっと。だから、私は高いと感じたのでしょう。

渋谷の店は、学生っぽい人など、若い人には人気でした。ご飯が思う存分食べられるって、やっぱり若い人にはいいもの。でも大分のこの土地で、東京と同じメニューで同じ値段、ちょっと解せない感じ。マクドナルドだって、地域別の価格差を導入している。なにより、この土地ならば、地産地消、地元の食材を使った、郷土ならではのメニューを、郷土に合わせた価格で提供して欲しいものです。

私は渋谷のあの店には、一度も入ったことがない。その理由は、そのすべてが均一的な献立に思えたから。かつて、街の定食屋さんは、その街、その店、独特の雰囲気があって、トレーを持って棚から自由におかずを選ぶ。で、何品かを乗せて、最後は味噌汁か、豚汁か、けんちん汁か、そして、ほっかほかのアツアツご飯、それで勘定に入る。常連さんは、あれはないのか。もちょっと焼いてよ、とか。いわゆる大衆食堂ですね。この雰囲気が好きだった。大衆食堂って、街からどんどん姿を消しましたね。本当に残念。今の定食チェーン店は、会話が、心が、通うのでしょうか。

あ、ついでに、星野ジャパン、野球アジア予選で北京五輪出場決定おめでとう。同点スクイズ、びっくりしました。