星野ジャパン、韓国によくぞ勝った。

落葉の絨緞

この北京五輪アジア予選、まだオリンピック出場権を得たわけではないが、今日の台湾戦に勝てば決定する。とにかく、韓国に勝ってよかった。ほんとうにホッとしました。

試合は、出場権の掛かった真剣勝負の国際試合ならではの雰囲気。はらはらどきどき、緊迫の試合展開でした。見ていて大砲不在の日本打線。どっしりとした四番バッターがいないのは、なんだか頼りなさも。

野球は、所詮、投手のでき次第。先発の成瀬投手をはじめ、川上、岩瀬、それぞれがなんとか役目を果たしてくれた。8回も岩瀬、おいおい大丈夫かい。はやく上原に換えてくれないかな、などと。それにしてもスコア4-3が物語っているように、韓国野球とは紙一重ですね。

驚いたのは韓国バッターの執念。ボールがカラダに来ても避けようとしない。いやー、感心しました。あんな硬い硬球、当たったら死ぬぞ。デッドボールは死球なんだから。それにしても、ケガをして試合に出られなかったら意味がないのに。カラダは守ってこそ、力も発揮でき、技術を伝えることができるのに。当たってでも塁に出るか。カラダのために避けるか。この差が、日本と韓国の、力の差だったかもしれない。

9回の上原は圧巻でした。見ている方も、安心して見ることができた。最初の1アウトで、試合に勝ったとわかりました。でも、あんなすばらしい投手を巨人はなんで、抑えにしてるのでしょうね、原監督は。お父さんの原貢さんは、優秀な監督だったけど、必ず血は受け継ぐとは限らないから。それにしても、星野監督のポリシーはしっかりしている。若手で飛ばして、あとはベテランで支える。気迫の監督です。これだと北京の金も夢じゃない。まずは今日の台湾戦、ダルビッシュ投手に期待しましょう。真剣勝負の国際試合はいいですね。4時間とちょっと、不安ながら十二分に楽しめた、妻も。放送局も、よくぞ最後まで放送してくれました。いいぞ、テレビ朝日。W杯バレーなんか、実際の試合はとっくに終わっているのに、さもライブのように、むりやり枠にはめて放映している。さもしいぞ、フジテレビ。ま、さておいて、星野ジャパン、今日の台湾戦、がんばってね。