妻が行きたいと言う、くじゅう花公園。

くじゅう花公園

じゃー行こうよ、というわけで、くじゅう花公園へ向かって出発。1時間以上はゆうにかかるらしい。妻の車を運転して半年が過ぎた。しかし、どうも慣れない。初めて運転する軽四は、ちっちゃくっていいのだが、パワーが悲しい。長い上り坂になると、4速で踏んでいても徐々にスピードが落ちる。3速に戻して踏み込み直さないと、頑張ってくれない。3年前に私が乗っていたのは、スープラのターボ。コーナリングに難点はあるが、踏めば確実に応えてくれる。しかし、この軽四がうれしいのは、マニュアルであること。私は、オートマがだいっきらい。

そんなこんなで、大分に来て初めての遠出。市街をかすめて高瀬石仏へ行った道、ホワイトロードから国道442号に入る。いい道路だ、上下2車線だが走りやすい。この辺りまで来ると、もう住宅街というのはない。稲刈りが終わった田んぼが、広がる。長閑だ。

野津原で右折。のつはる、と読みます。国道から県道412号に入る。いよいよ上り坂が連続する山道。といっても道はゆったりの上下2車線。ときどき工事で対面通行の信号待ちがあるが、そんなに待つこともない。こんな山の中に、自動車教習所。通う人、いるのかしらん。しばらく走ると、いのしし牧場。臆病な猪が、のんびりと草をかむ、なんてありえない。現に一頭も見あたらない。右へ行けば、長湯温泉の看板。余裕があったら、立ち寄ってみたいものだ。小倉交差点で左折。とたんに視野が開けた。天気は良くないが、遠くに山が霞んで見え、高原の雰囲気。久住交差点を右折。また国道442号線に戻る。なんと道が狭い。くねくねしている。次の目標はくじゅう花公園。

いよいよ到着。車を駐車場に止めると、妻が言った。あ、私、ここへ来たことある。じゃー帰るか、と私。いや、帰らない、と妻。ま、いいか、私ははじめてだし。車を降りると、ちょっと空気が寒いような。でも高原は伸びやかで、とっても気持ちがいい。目的は、コスモス畑とサルビアの花壇。さっそく二人で1200円、入園料を払って入ります。

園内にはいると、ログハウスのようなショップがならんで、公園全体が斜面になっている。とりあえず金魚草の花壇を横にみながら下っていく。登る方もあるのだが、どうも妻はラクな方を選ぶ傾向がある。結局は、登ることになるのに。その先に、花苗やガーデングッズのグリーンハウスというショップがある。当然、妻は立ち寄った。後で、どうだったと聞くと。値段は高くも安くもなく標準的。ただ、種類がとても多かったと。歩きながらしゃべっていると、前方にコスモス畑が見えてきた。