地元百貨店の京都展。

京都展

に妻と二人で行ってきました。大分市街のトキハ百貨店に行くのは、お祝い返しを選ぶのに行って以来、4カ月ぶりの2度目。8階の催し会場に入ると、さすがに賑わっています。よーく様子を見ると、ほとんどがお年を召したご婦人ばかり。なるほど。ま、妻も50代ですが、廻りと比べると、若く見えるか。

32年前は、よく二人で京都に遊びに行ったものです。神戸市の端っこから、電車に乗って四条河原町下車。イノダ珈琲店に入ったり、お寺を巡ったり。もちろん貧乏な学生でしたから、豪華な食事なんかは出来なくて、安い定食屋で。

どこのお店で何を買った、どのお寺に行ったとか、妻は次々と繰り出すけど、私はほとんど覚えていない。そうだっけ、そうだっけ、ははは、の連発。そりゃー、無理ってもんです、そんなに古いこと。それに、もう二人で京都に行くことなどないかもしれない。ここから京都は遠いですから。

さて、会場では妻の目が、輝き始める。こんなとこにいると、何時間いても飽きないから、と妻。まあ、お手柔らかに。和装小物に、てぬぐいに、西陣染めの和紙など、そのひとつひとつをじっくりと品定め。大丈夫、見ているだけだから、と妻。ま、よしなに、と私。私も、いろいろ見ながら結構楽しんでいる。こういう催しもいいもんですねえ。

巡り歩くうちに、結局、和紙も買っていた、ハガキも、デコーパージュの材料になるものをこの機会に、と言うことでしょうね。さらに、銅製の茶漉し、七味唐辛子、白味噌、なぜかわらび餅。気がつくと買物袋が幾つも増えてる、まあいいか。聞けばこの京都展は1年に1度の開催。妻もそうなのですが、お年を召した方ほど、いろいろな思い出があるかもしれない。様々な思いを秘めて、来ている人も多いのでしょうね。