お正月のテレビを見て思う、あれやこれや。

年末テレビ番組はバラエティばかりでうんざりしていた私が、年も変わって楽しんだ正月番組というのは、やっぱりスポーツ系だった。特に妻が好きなんだけど、元旦はさっそく男子実業団の駅伝をやっている。そのコマーシャルの間に、チャンネルを変えると、やはり他局はバラエティばかりなので、すぐ駅伝にチャンネルが戻ってしまった。午後は、皇后杯女子サッカーをやっていたんだよね。で、結局はこっちも見てしまった。調布スタジアムの観客が少ないけど、毎年恒例で続けていけば、きっと観客も視聴者も増えると思うよ。がんばれ、耐えろ、なでしこ。2日は、ご存知の箱根駅伝。私は東京暮らしが長かったけど、いつの間にこんなに人気が出たのかなあ。30年前なんか駅伝の放映はなかったと思う。これも、しつこく育てていればこその大学駅伝だ。だって、全日本大学選手権でもなく、関東圏だけの大学参加なのにここまで人気が出たのは、辛抱強く日本テレビが育てたから。3日の午後にはアメリカンフットボールのライスボールがあった。これは、第一回のレナウンが京大に1点差で負けたときの中継を覚えている。いつの間にか、駅伝の方が有名になっちゃったけど、駅伝の取り上げ方の日本テレビの旨さが、今日に結びついているのでしょう。コマーシャルの間に、チャンネルを変えてバラエティ番組をとばしてみるけど、やっぱり面白くないねえ。なんでバラエティが面白くないのか。たぶん、「真」と「偽」の世界の違いなんだと考える。スポーツは「真」であり、真剣勝負。バラエティ番組は「偽」である、虚構というか、ウソでもワザと面白くしようとした作り話の世界や演技であって、その中には技が求められる。ところが、技もないのにその自身の技量を芸だと勘違いしている芸人を名乗る人が多すぎて、そのくだらなさにうんざりするんだよね。なので、バラエティが面白くないって、私は思うわけさ。ところで、NHKの番組で、ブラタモリが復活するという。これは楽しみですね。こういうタレントさんこそ、芸があり、技があるから。マツコを超える芸人が、いないんだもんね。関西も、しっかりとスポーツ系の正月番組を育てたらいいのに。花園ラグビーも全試合放送すればいいのに。根強くね。