岡山は本当に「晴れ」の国なのか?

妻の故郷である岡山県は、晴れの国、というキャッチフレーズがあるそうです。まあ確かに桃の産地だし、マスカットもいっぱい収穫できるし、晴れていることが多いのかなあ。で、ちょっと調べてみました。どこで調べるかって?そりゃ〜もちろん、気象庁のホームページです。ここには過去の気象情報とか統計とかがあって、たとえば、各地の昨日の気温とか、10分ごとのデータとかが調べられるのですよ。そこで、各地の近年30年の年平均における年間日照時間データを比べてみました。岡山は年間平均で2030時間。私が住んでいる奈良は1823時間。盆地だから日照時間が少ないのかもしれない。大阪はというと、1996時間でやっぱり奈良より多いですねえ。じゃ〜ついでに京都をというと1775時間。奈良より遙かに日照時間が少ないじゃないか。たぶん奈良と同じ盆地で、奈良より北に位置するからでしょう。なんでいにしえの人は、都を奈良から京都に移したんだろうねえ、などと。1300年前は今と環境が違ったのかも。さらに京都の東山を越えて大津は1816時間で、ちょっぴり晴れが多い。ひこにゃんで有名な彦根は1825時間で似たようなもの。6年前に住んでいた大分は2001時間、山を越えて西へ熊本は2001時間。九州は似たような環境なのかなあ。宮崎はぐんと日照が多くて2116時間、さすがに南国です。では岡山の向かいの高松は2053時間で、さすがに水不足の土地柄か。高知は2154時間で、遙かに日照が長い。では反対に岡山の北に山を越えて鳥取は1663時間。中国山地の北と南でこんなにも日照が違うんですね。じゃ〜本州の最北、青森は1602時間。こうなると、なんとなく寒々しますね。でなわけで、日照時間の日本巡りでした。寒いと日差しが恋しくなりますよね。春だというのに薄ら寒い。もっともっと暖かくなあれ。