食パンにチーズを乗せて、食べたかった。


妻がいないときの食事ですが、インスタントラーメンの他に食べてみたい懐かしの食事。それは、食パンにチーズを乗せて食べること。ついでにベーコンもね。そんなわけで、妻が帰った次の日にスーパーへ、食パンとスライスチーズと、ベーコンを買いに走った。なぜか、見切り品のシラス干しも買った。まずは、食パンにベーコンを乗せて、とろけるスライスチーズをさらに乗せる。オーブントースターで3分。なかなか旨い。昔はこうやってよく食べたんだけど、ちょっと違うのは、食パンが違うのと、ベーコンが薄すぎるのと、バターを乗せていないのが、物足りなさの原因か。で、さらにふと思いついて、シラス干しをパンにのせることに。後で分かったのだが、刻み海苔があればなお良かった。たぶん、格段に風味が良かったことだろう。しかし無いものはしかたない。できるだけこんもりとシラス干しを乗せて、さらにベーコン、スライスチーズを乗せる。また、トースターで3分。いい感じに焼き上がっています。さっそく食べる。旨い。なんというか、先ほどのおいしさプラス、磯の香りが加わっている。この時、海苔があればなお良かった。味付き海苔じゃだめだね。バターがあればさらに風味も増したろう。私が東京で食べていたときは、バターを多めに乗っけて、焼き上がった後の溶けたバターがさらにおいしさを引き立てたのだと思う。しらす干しとバターも結構合うんじゃないかな。最後に食パンなんだけど、私はヤマザキの芳醇を買ったのだが、最後に口に残る甘さが気になった。確かに原材料名に糖類がある。ちょっと塩辛さがあるような、もう少し硬めの安っぽいパンがチーズとベーコン乗せには良かったと思う。ちなみに妻は大手パンメーカーの食パンは決して買わない。妻のお気に入りは、キャパトルの食パンか、室生天然酵母パンである。奈良の住民しか解らない固有名詞ですね。これらは焼き上げると、カリッでもちもちで微かな甘みがある。こんなに旨すぎるパンに、チーズやベーコンを乗せようとも思わない。チーズやベーコン乗せは、いわばB級グルメかな。旨すぎるパンにはやっぱりジャムが合う。妻が手作りのジャムがね。そういえば妻、柿ジャムは失敗したそうな。おしかったね。だから、ヤマザキ芳醇のような食パンは、どっちつかずの中途半端なおいしさかな。次のチーズ乗せ食パンは、かすかに塩あじのある硬めの安っぽい食パンを探そう。そうそう、例えていうのなら、私が小学生の頃、給食に出てきた食パンですよ。50年くらい前のね。そんなパン、あるかなあ。それにしても、ベーコン薄いなあ。