なぜかおいしい、1尾98円の生サンマ。


そういうわけで、近所のスーパーでやっと秋刀魚が98円で売っていました。それまで見る限りでは、1尾158円とか、2尾298円とか。生サンマでない冷凍物のサンマ開きとか、解凍サンマとかは98円で売っているんだけど、解凍ものはおいしくない。生サンマは鉛青色というけれど、この輝きは本当に美しい。やっぱり、生サンマでなくっちゃ、1尾98円でなくっちゃ、ということで、焼きたてが食卓に上ります。私は、秋刀魚の骨に沿って箸で切れ目を入れ、胴体の上にずーっとこんもりと大根おろしを乗せる。こうすると、切れ目の中に少しずつ大根おろしが染み込んでおいしくなるってわけなんです。もちろん、大根おろしの上にはたら〜りと醤油を掛ける。そして、骨から身を外して、こんもりの大根おろしと一緒にいただく。おいし〜い。たまらない、秋の味覚です。ところで、スーパーには1尾200円でパック入りの頭のないサンマが売っていた。かつて、アパート暮らしの独身時代に頭なしのサンマを買ったことがある。頭がないと、パン焼き用のオーブントースターにぎりぎりで入るんですよ。ガスレンジもなかったから、こうやってサンマを焼いたものだった。でも、なんで、頭のないサンマがあるんだろうか。ま、そんな感じで便利だと思うけれど。食べやすいと思うけれど。頭があってこそのサンマだよね。なんて。