猫の殿は、麦の葉っぱが好き。


花が好きな妻です。売られている花を買ってきては、自己流であちこちに飾っている妻です。この季節だから、そんな花卉類の中に、麦がありました。麦の穂も、よ〜く見ると黄色い小さな花弁を出している。麦だって、花なんですね。で、妻がそれを活けて机の横に置いたら、殿がシャクシャクシャクと食べるようになりました。そうだ、殿は麦の葉っぱが大好きだったんだ。机じゃ、なにかを掻き回されたり、倒されたら困ります。しょうがなく妻が、テーブルの横に置いてやった。よくも食べ続ける殿。好きなんだな。

玄関にも活けてあります。棚の上に飾ってある。ここでも殿は駆け上って食べようとしている。これも床に下ろしました。で、数日後、ふと気がつくと、麦の葉っぱは、ほぼ食べ尽くされてしまいました。殿にとって旬の味ですかね。麦はこの季節しかありませんから。そういえば、子どもの頃、田んぼって、冬を越してから、畝を作って、麦を植えていたような。5月頃に、麦畑で畝に隠れたりしてかくれんぼをしたような。この近辺では、麦を作っているところは、もうないんですね。田んぼも畑も少なくなって、時代と共に消えるものが多すぎるような。小学校の給食で、牛乳のストローだって麦の茎だった。今から考えれば、エコですよね。また土に返せますから。そんな麦のこと、ちょっと思い出した。もういちど、そんな自然素材、活用すればいいと思うんだけど、もう無理か。大分では、宇佐あたりで麦が青々と育っているだろうな。



西日本も節電を、心掛けるべき。
と考えますが、皆さまいかがでしょうか。東京から帰ってきた友達が言っていました。関西は、明るいな。明るすぎるなあ、と。この冬は寒かったで。だから我が家でも、エアコン活用のおかげで結構電気料金が高かったと思う。でも、それも3月11日までです。東京電力の初動の遅れで、原発が安全停止できずに大事故が起こってしまった。東北地方、首都圏は電力不足になり、西日本にいる私たちも協力と思ったけど、周波数が違うんだよね。だから、西日本はいつも通りの電力に頼る生活が続いている。ありがたいことだけど、これでいいのか。大阪の橋下知事が、原発の新設を止めたいという。それは同感だけど、明るすぎる関西の夜を、すこし見直した方がいいのでは、と考えるようになった。首都圏の人々は、懸命に節電を心掛けている。関西だって、公共施設や鉄道施設の照明をもっと落とした方がいいのではないか。原発を作らせたのは私たち。これ以上の原発を不要にするのなら、ムダな電力消費を少しでも抑えなければ。だから、西日本でも節電しましょ。

東京電力役員報酬が5割削減と発表されましたが、それでも平均で年額2300万円にもなるのですね。管理職は25%減。一般社員は年収20%減、それでも平均600万円以上はあるでしょう。未だに、家を追い出されたままで放置されている原発の避難民は、どんな思いで、この削減案を見ているのでしょうか。私的に言うのなら、役員は60%、70%ほど削減してもいいと思う。でも一番肝心なことは、どの役員も本当に悪かったと思っていないこと。みんな、運が悪かったと、一向に初動の失敗を反省していない。それを私は許せない。だから削減案もなんだか甘いな、と思ってしまう。清水社長、勝俣会長、いずれは退職するだろうけど、退職金は全額返上しなさいね。

無料のはずの大相撲升席が、オークションで1万円で売り出される。ま、そんな輩は必ずいます。電池不足になったとき、ネットで電池が高値で売られていたからね。売る人間がいることも問題だが、それを買おうとする人間も非難されるべき。我欲に満ちた人間があまりにも多すぎるから、困ったものだ。