耕し、植える。

本日、畑を耕して、芋を植えて参りました。決してミクシーゲームの、みんなの農園サンシャイン牧場ではありません。実際に土に触れて、鍬を持って、汗を流して来ました。芋を植えたといっても、正確にはサツマイモの苗。妻のお友達に誘われて、総勢6人で、小さな畑に、苗を60本ほど植えた。

サツマイモの苗って、茎から7〜8枚の葉っぱが出たものなんだけど、土に植えるとその葉っぱにつながる茎の所から、しっかりと根が出て、それが段々と膨らんでサツマイモになるらしい。その原理を理解していないと、植え方が浅かったり、茎の部分が土に埋まっていないと、芋の収量が変わってくる。やはり、農作物を育てるって、ちゃんとした指導者がいないとうまくはいかない。

数年前の東京でも、近所にとある家庭菜園があった。みんなてんでバラバラに野菜などを作っているのだが、どの小さい区画を見ても貧相だった。どころが、ある時、その家庭菜園が消えて、大きな畑が出現した。しばらくすると、一面に緑の葉っぱが青々と。そこは、農業の指導員が管理して、一般人は会員になり会費を払って、指導者に従い植えた野菜などの管理を手伝う。そして収穫の時は、お裾分けに与るわけだ。てんでバラバラの家庭菜園より、きれいで大きな畑にした方が、野菜もちゃんと育つ。会員になった人も、正しい野菜の育て方を学べるわけだ。

東京だから、このように土が恋しいと思う人は、いっぱいいるのだろうけど、私は以前住んでいた大分県では、至るところに耕作放棄地が目についたものだ。草花を育てるのとはまた違う感覚。土に触れる、土を起こし耕し、作物を植えるという感覚。そんな感覚も忘れちゃいけないことなのかもしれない。そして、秋が楽しみ。