キトラ古墳の四神壁画特別公開。


明日、おっと、もう今日か。とにかく5月15日から、キトラ古墳の四神壁画が、奈良文化財研究所の飛鳥資料館で特別公開されますよ。場所は奈良県明日香村。期間は6月13日までで、5月31日は休館です。朱雀、玄武、白虎、青龍がお目見えしますよ。ぜひこの機会をお見逃しなく。

でも、この古墳の壁画って、開けちゃったばっかりに、湿気のためにカビが生えたりどんどん劣化して、もうどうしょうもなくなったわけですよね。開けなきゃ永遠に壁画が、守られたのかもしれない。でも、このままではボロボロと壁画が崩れ落ちてしまう。だから、先にはぎ取っちゃった。古墳に故人を埋葬した人々の気持ちはどうなんでしょう。四方に、朱雀、玄武、白虎、青龍を描いて、いつまでも故人を守ってくれるように、そんな気持ちでさぞや丁寧に色鮮やかに描かれたことだろうに。その古墳を開けちゃった。壁画があった。じゃ〜調べよう。まずいぞ、湿気ってカビが生えちゃった。壁画が崩れだした。こりゃ、はぎ取るしかない。これって完全な墓荒らしですよね。いくら研究のためとはいえ、かわいそうな被葬者。バチが当たるぞ。

だからこそ、そんな愚かな発掘を繰り返さないためにも、せっかくの四神壁画を見に来てくださいね。よく思うんだけど、奈良っていたるところで発掘が行われている。でも、もっと科学技術や保存のテクニックが進む100年後とか200年後に発掘を延ばしてもいいんじゃないかな。四神壁画をはがさざるを得ないような、現代の技術では、こんな大失敗もいっぱいあるでしょうね。



野良猫の餌付け判決。ちょっとなあ〜。
結局は人間の身勝手なんだよね。なんで、そこに野良猫がいたのか。それは大概が捨て猫によって繁殖してしまったから、元はと言えば人間が悪いのだよね。確かに猫に餌付けをしている人はいます。そんな人はよく見るものね。猫が嫌いな人もいます。でも、集合住宅で餌付けしちゃったのはまずかったのかも。猫の嫌いな人がカチンと来たのかも。しかし、猫の嫌いな人も、どうして協力しなかったのか。猫はきれい好き。だから、共同で猫のトイレを用意してやるとか。

あるご意見で、加藤一二三さんもそんなに猫が好きなら、一軒家に引っ越して、好きなだけ猫を飼えばいい、というのがありました。でもこの場合、猫は三鷹市の集合住宅に集まった子たちです。だから、そのご意見はちょっと違うと思いますね。

加藤さんも、18匹いた猫を4匹まで減らしたといいます。そりゃ〜、猫がうろつく限り、シッコもンコもするでしょう。引っ掻いたりもします。どうして共存できないのかなあ。加藤さんも身勝手だろうけど、猫をゼロにしろという人も身勝手です。一番の被害者は、捨てられて飼い主もなく、懸命に生き抜く猫なのですから。

加藤さんが言うように、「一日でも長く生きてほしいとやってきたことが裏目に出た。理解に苦しむ判決だ」。ここまではわかります。訴訟対象外となっている、敷地外での餌付けは続ける、んだって。おいおい、ただの猫好きじいさんじゃないか。まずは、猫たちの去勢手術をしっかりやって、猫たちにもルールを守るように、地域の人たちが一体となって、猫をしつけましょうよ。ちゃんとトイレを用意してやれば、猫たちもそこでシッコもンコもするようになりますって。

私も散歩時に野良猫をよく見かけます。丸くなって、じ〜っとこちらを見て警戒しています。さらに私が近づこうものなら、パッと身をひる返して逃げていきます。それくらい、野良猫は臆病なのです。人間をまったく信用していません。だから、いつも餌をくれるおじいちゃんは、唯一心を許せる人間なのですね。いつも、逃げ回っている猫が、警戒心を解くことができる、一番幸せな時間なんです。さから、一日でも長く生きてほしい、その気持ちはわかります。その集合住宅の人は、一日でも早く死んでほしいと思っているのでしょうね。冷酷な人たちです。もしそれらの猫すべてに心を許せる飼い主がいれば、一番理想的なんのですが。だったら、猫にルールを守らせることもできるでしょう。

わが家にも猫がいます。この猫は外には出せません。猫にとっては、寂しいことなんですが、それがわが家のルールです。よそでウンチをして苦情になっても困りますから。猫も人間も仲良く暮らせる時代が、この三鷹の集合住宅にも来るといいですね。ルールを守りながらね。