安全装置付きのライターを、早く義務化しなさい。

アメリカには、子供が簡単に火を付けられない、ロック機構のあるライターがあるらしい、と妻がポツリと言った。確かにそうだ。100円ライターって、カチャッと押し込むと、誰でもが簡単に火を付けることができる。そんなことをなんで知ったのとか、と聞くとテレビでやっていた、と言う。で、ネットで調べてみると、東京都内では1999年から10年間に、12歳以下の子供のラーターを使った火遊びによる火災が511件発生して、7人が死亡、208人が負傷しているという記事があった。

一昨日、北海道で子ども4人が車の中で焼死する事故があった。どうも子どもがライターで遊んだことが原因のようだ。アメリカやEUでは、簡単に火がつかない、安全装置を施したライターを義務づけているという。これって当たり前のことですね。日本では、なかなかライターに安全装置という動きがいっこうに起こらない。その間にも、ライター遊びでの傷ましい事故で、子どもが亡くなっているのだ。

100円ライター普及のおかげで、マッチなど使う人はいなくなりました。昔はマッチで遊ぶと危ない、熱いということを身をもって感じていたはず。そういえば私もいつからマッチを使わなくなったんだろう。マッチをするという面倒から解放されて、だれも使い捨てライターを利用している。誰もということは、子どもも使えるということだ。

そんな事故が、しょっちゅうあるような気がする。1日でも早くライターに安全装置の義務づけをしないと、子どもが危ないぞ。そして、安全装置やロック機構のないライターは販売禁止にしなければ。ライター業界はどう考えているんだい。使い捨てライターは、メイドイン・チャイナばかりだけど。