陸のお気に入り場所。


私の足元に、また陸が来た。大きな胴体を小さくしながら、机の下にするするとカラダを入れて、足元にドタッと寝る。半年くらい前から、机の下に来るようになった。何がきっかけで、そうするようになったのか、当然陸は語らないが。

半年前は、夏へ向かう時期。ただでさえも蒸し暑いのに、陸が潜り込むとなんだかモワッとした気分。しかし冬のこの時期だと、足温器代わりになっていいかも。陸もよく分かっているのか、私の足の置き場を避けて寝そべる。

私がいないときは、堂々とじゃまになるように寝てはいるが、私が机に座るとカラダを入れ替えて隅に寄せる。うん、えらいえらい。なんで、こんな場所がお気に入りになったんだろう。

今日も朝から、机の下にいる。お向かいはなんだか賑やか。やがて窓の外から、べったん、べったん、餅つきの音が聞こえてきた。毎年恒例の餅つき行事ですね。薪で火を起こして、大きな蒸籠で蒸し上げている。小さな子供たちも数人手伝っているような。

杵と臼を使って餅を搗いているところなんて、今はないでしょうね。子供たちには、いい体験だろうな。もう機械ばかりになって、餅米のつぶつぶ感が残っている餅なんかまず見たことがない。お向かいさん、いつまでも餅つき行事を大切にしてくださいな。陸は、まだ机の下で寝ている。




ホームセンターの正月飾りは中国製だった。

もうそろそろお正月の準備をはじめている方、多いと思います。お飾りもその一つですね。最近は、お飾りがスーパーやホームセンターにいっぱい置いてある。私も、ホームセンターに立ち寄った際に、手に取ってみました。

小さいものは580円。けっこう煌びやかなものは980円。よーく見ると、すべてがメイドイン・チャイナです。中国で作られたものに、御利益なんかあるのかな。浅草の仲見世で売られているお土産だって、ほとんどがメイドイン・チャイナだったから、なんだか味気ないものになりました。

正月の飾り物って、神社とかで巫女さんやおばさんたちが心を込めて作ったものだったはず。または、農家の人たちが、藁なんかでしめ縄を作ったり、それが風物詩だったんだけど。もう、日本で正月飾りを作っていないんだろうか。そうだとしたら、悲しいこと。

で、このお飾りって、お清めをして神社に持っていってどんど焼きとかで燃やしてもらうんだよね。中国産の飾り物は、竹なんかプラスチックでできている。材料に燃やすと有害物質がでるかもしれないね。ホームセンターの正月飾りが、神社で燃やされたら、迷惑なことになりそうだ。

中国製はどんど焼きのことなんか考えていないから、困ったもんだ。ま、日常の周りにも中国製は氾濫しすぎて、いやになる。そういえば、私が買ったメイドイン・チャイナのシューズが、破れてきたぞ。まだ一年に遠く及ばないのに。日本製のシューズが売っていないからね。だから、正月飾りも日本で作りましょうよ。あっ、自分で作ればいいのか。正月飾りのキットなんかがあったりして。手作り、いいかもしれない。