小学校の運動会に思う。


今日、妻が朝の散歩で、陸とお友達の小学生トリオに会った。陸と少し遊んだ後、彼らは学校へ入る。この日は運動会らしい。で、彼らは別れ際に「陸〜、運動会、見に来てね〜」と大きな声で叫んだそうな。妻は、「陸は犬だし、運動場には入れんし」と心の中で思ったが、「頑張ってね」と見送った。

運動会って、必ずしも学校ばかりのものでもない。妻の故郷、岡山の郊外でも地域住民の運動会があったそうな。今でも毎年、開催しているらしい。子供たちから、おじいさんやおばあさんが参加できるゲーム、玉入れの競技とか。借り物競走は、ユーモラスで楽しかったと。一番のイベントはみんなが参加する地域対抗の綱引き。生身のカラダを動かしたり、みんなで応援したり、熱く楽しい催しだろうな。なによりコミュニケーションが生まれるから。

私たちが大分に引っ越したときにも地域の運動会があったらしい。まだ引っ越したばかりで、右も左も、ご近所さんも知らないので、遠慮したんだけど。次の年は、5月のちょうど引っ越した次の日の日曜日だった。見るだけでも、参加しておきたかったが。

この奈良では、地域住民の運動会というものがない。私もここで小学校、中学高校と通ったが、確かにそんなものがなかった。ま、奈良の県民性なのかな。たとえあったとしても、50代の私たちは運動性能もかなり衰えているから。あっ、そうそう、若くない人で運動会に参加される方。アキレス腱の断裂にはご注意くださいね。地域の運動会でこの事故が多いらしいから。

噂では企業の運動会もかなり縮小されたと聞く。不景気のこんな時こそ、社内の潤いが大切だと思うんだけどね。ま、嫌がる人も多いから。今日は暑い日だったけど、子供たちは元気にケガもなく運動会を過ごせたのかな。明日も天気になあれ。


日本の不景気は、日本人の自滅だな。
またひとつ我が家のバスタオルが使い物にならなくなった。タオル地特有のループがところどころみっともなく伸びて。ある部分では、タオルがぺんぺらの手拭い状態になっている。こりゃもうだめだ、というわけだ。

ま、5年くらい前から使っているが吸水性が良くなく、肌ざわりもいまいち。もちろんこのタオルは、メイドイン・チャイナです。タオルの良さって、昔は肌ざわりで分かったんだけど、今はどのタオルも肌ざわりだけはいい。薬品なんかで繊維の表面部分を柔らかく加工してあるんだろう。でも使っているうちにボロが出る。

誰だったか女性の友達が言っていたんだけど、エステに行ったとき、そのエステのタオルの肌ざわりがとっても良かった。このタオルはどこのメーカーですかと聞くと。エステの人は、四国の今治で特注して作らせているタオルです、と言ったそうな。

今治と言えば、かつてタオルの名産地だったが、その技術は中国に渡って、今治のタオル産業は衰退するばかりと聞く。それでも極上の肌ざわりを追求してタオルを生産するメーカーが、今治にあるんですね。ま、タオルって貰い物ばかりになりがちだけど、もらったタオルが中国製だったらがっかりしますよね。

ホームセンターに行くと、突っかけとかスリッパとか安いんだけど、ほとんどがメイドイン・チャイナ。東京にいたときに、メイドイン・チャイナのゴム製の突っかけを買ったが、1年も経たないうちに切れちゃった。そして探しに探して日本製を買ったんだけど、10年たった今も使っている。もう今は、日本製なんて作ってないだろうな。ホームセンターの棚に並ぶのは、中国製やアジア製品ばかり。安くて粗悪なものを求めるから、そんな商品ばかりが並ぶ。だから日本の不景気は、日本人による自滅だな。そんな気がする。