雨が降って、ぶるっとする。


秋らしい気候ですね、などと悠長なことを言っていると雨が降り始めて、ぶるっとする寒い風が吹いている。私は長袖をしっかりと着込んでいる。いやあ寒くなったもんだと。

久しぶりの雨中の散歩。激しい雨の中、10分ほど歩いて陸が一瞬立ち止まる。強い雨の勢いに行こうか戻ろうか考えたようだ。りっちゃん、お父さんが竹輪くれるから、いこうよ。後ろを振り返りつつ、段々と納得した様子。雨の中、あまり匂いを嗅ぐこともなく陸は先を急ぐ。

そして父のマンションにたどり着き、竹輪を食べさせてもらって帰る。1時間20分くらいの散歩だったが、今日はまったく散歩のワンちゃんを見かけることがなかった。

よく見かけるご夫婦に、今日は連れていないんですか、と聞くと。レインコートもないので家に置いてきたという。雨だと散歩を嫌がる犬もいるだろうけど、こうも見事に遇わないのも不思議だ。奈良のワンちゃんは雨嫌いか、それとも飼い主が、などと勘ぐってしまう。そんなワンちゃんは家の中でどうしているんだろう。雨はやだなあと、部屋から雨が降り注ぐ空を見ているのだろうか。ウンチは、しっこは。ま、いいか、犬それぞれ。

明日はカラッと晴れ上がる、いい天気らしいですよ。あっ、もう今日か。こんなところで風邪を引くのは馬鹿馬鹿しい。しっかりと布団を掛けて寝てください。もうみんな寝ているか。そんなんで私も寝ます。



ユニクロが栄えて、国が滅ぶ。
朝日新聞をパラパラとめくっていて、ふと気になった雑誌広告の見出しだった。雑誌は文藝春秋ユニクロが栄えて、国が滅ぶ、か。なるほど、言い得て、的を射ている。7年くらい前に、初めてユニクロに行ったことがある。ジーンズが3000円くらいと安いので一度買ってみようかと。で、自分のサイズを探り当てて、商品を手に取った。あれっ、何かが違う。ジーンズにしては、すんごく軽いのだ。生地が薄い。デニム地にしては薄すぎる。やはりメイドイン・チャイナの証しだ。

私が主にずーっと愛用してきたのはビッグジョンのジーンズ。29インチのスリム。それが、だんだんとジーンズ専門店でも見つけられなくなった。だから、どうでもいいやで、とにかくサイズのあったジーンズを履いている。

3年前に結婚した妻が岡山の出身。岡山はジーンズの生産地です。だから妻は故郷を離れる前に、私にフィットするジーンズを何着か買い揃えてくれた。それでも深いインディゴブルーのデニムジーンズはなかった。さすがに国産品はフィット感に文句はない。

さてユニクロ。最近行ったが、デザインとかは豊かになった。前は、インナーというか人に見せられる衣装ではなかったが。でも、一見よくなったファッションも所詮はメイドイン・チャイナか、その他の東南アジア製。海外で安く作らせて、日本で高く売る。原価はもっと安いだろうな。

今やユニクロだけじゃない。シューズショップに行って商品を手に取ると、ほとんどがメイドイン・チャイナ。日本製のシューズなど見あたらない。ホームセンターに行っても、メイドイン・チャイナばかり。10年前にメイドイン・チャイナの突っかけを買ったら、1年もしない間に切れてしまった。そして探して探して日本製の突っかけを買った。その突っかけは今も健在。さすがの日本製だ。結局、海外の粗悪品って直ぐにゴミの山となるだけなのに、今は良質の日本製さえ見あたらない。このままじゃ〜日本は滅ぶかも。