大学生にも、一斉の学力テスト、したらどう。

小学校6年と中学校3年の全員、とはいっても私立の学校は半分しか参加してないんだけど、学力テストが今日あるんですね。こんな学力テストを大学生にしたら、どうなるんだろう。今、4年制の大学は、平成20年度で765校もある。国立86校、公立90校、私立589校。平成2年度で507校で、国立96校、公立39校、私立372校。すんごく増えたものです。

授業料で考えると、私立大学の場合だと学生が支払うのは、4年で400万円から500万円。理工や看護系だとさらに100円から300万円まで。ぼったくりますね。つまり学生1人が年間で100万円以上学費を持ってきてくれる、おいしい商売ってことになりますね。

1学年1000人で4学年分を集めたら40億円じゃないか。教授が100人でひとり年間1000万円、それでも10億円で、大学は30億円を毎年手にすることになる。まあ施設の維持費とか、大学建設時の借入金の返済とかあるだろうから。

駒澤大学が、デリバティフに手を出し、資産運用失敗で154億円の損失を出したのは、誰でもご存知でしょう。立正大学も148億円の損失。損失が出ているかは明らかではないが、慶応大学の運用資産は1500億円。日本大学は2700億円とか。さすがにマンモス大学ですね。このようにリッチな大学は、お金があまり余っています。だから、新設大学はこのようなリッチな大学を目指すんですね。

ところが世の中は、少子化で学生の卵は段々と少なくなる。大学は、お金さえ持ってくれば、おいでおいでで入学させてくれる。今や、定員割れの大学もあるという。当たり前でしょう入学者が少なくなれば。今の小学校6年生が大学に行こうとすれば可能な、大学全入時代が来ています。そんな大学生のレベルも知りたい気がした。