ペットボトル飲料を買わない、3つの理由。

買うのを完全に止める、というのは私だって不可能。できる限りペットボトル入り飲料を買うのを少なくしましょう、というのが今の私の主義。

最初の理由。今、使用済みの廃棄ペットボトルの在庫が凄い量で増えています。かつては中国が日本の廃棄ペットボトルを輸入、これを利用して、ぬいぐるみやおもちゃなど大量の商品を製造しました。そのため国内在庫が極端に減少し、日本でリサイクルする企業が、廃棄ペットボトルを安く仕入れられずに、撤退、または廃業せざるを得なくなったのです。ところがこの不況で、中国への輸出がストップし、国内に廃棄ペットボトルが大量に残ってしまった。今や、国内でリサイクルできる企業やそのシステムが少なくなり、処理できなくなったのです。国内で処理できないゴミが増え続ける。だから、ペットボトルを買うのを止めよう、というわけです。

2番目の理由は、ペットボトルに入っている商品、主にミネラル入りのドリンク類ですが、本当に必要な良い商品でしょうか。よくスーパーで、なんとかミネラル水2リットルボトル6本で548円、とかで売られています。1個100円もしないものがペットボトルで売られて採算が合うのでしょうか。2リットルなら重さは2キロ。1トンで5万円です。10トントラックで50万円。そんな商品が、工場で作られて、ペットボトルに注入され、包装、箱詰め、トラックで出荷。さらに、問屋を経由して、スーパーに到着、段ボール箱から出して、店頭に陳列。こんなに手間なのに重さ2キロで100円以下で、採算が合うって、なんだか変。ある専門家は、安いペット飲料水は、水道水を浄化して、それなりにミネラルを加えただけ、と指摘している人もいます。飲料水にするのなら、浄水器を取り付けるか、水道水を一度煮沸させれば十分ですし、ゴミもでませんから。我が家の飲料水は、浄水器を使っています。

3番目の理由。ペットドリンクにはおいしい清涼飲料や、果汁入り飲料が多いですよね。特に小さな子供たちは大好き。しかし、この中には様々な食品添加物が大量に使われているのです。中でも注目したい食品添加物が、ブドウ糖果糖液糖。これを大量に摂取すると血糖値が大きく上昇します。ブドウ糖の取りすぎでインシュリンがおかしくなり、糖尿病になる小学生や中学生が増えているのも事実です。その他にも様々な食品添加物が、ペット飲料には使われています。毒にはならないでしょうけど、もののおいしさを味わう、という味覚が失われるのではないでしょうか。できれば、天然のくだものを食べたり、ジュースを作ったりで、味覚を目で味わうことを知ってもらいたいですね。

私も以前は、飲み水やお茶はペットだったが「、今はこれらを全く買っていない。飲み水は浄水器で。お茶は煮出し用の麦茶。なので、金銭的にもかなり節約できます。甘味料が入っている清涼飲料も飲まないので、50代のオヤジですがメタボでもない。健康と節約を考えるなら、ペット飲料は止めるのがベスト。よく10数種類の野菜飲料なんてのもありますが、栄養分がそのまま生きているかは、大いに疑わしいですから。