73才と22才の戦い、将棋ですけど。


73才というのは、現役プロ棋士最年長の有吉道夫九段。で、有吉さんは、この将棋の対戦で負けると、引退に追い込まれる瀬戸際だったらしい。ま、将棋界には順位戦とか、様々な勝ち抜き方法があって、有吉さんの場合はプロ棋士の崖っぷちの、一番下のクラスで対戦している。これに負けると、さらに下のクラスに落ちるんだけれど、そこには65才という年齢制限がある。

で、73才の有吉さんは、負けたら引退しかない。その対戦相手というのが22才の棋士。なんと年齢差51才ですよ。で、勝負の一番は有吉さんが勝って、陥落と引退を免れたとか。それにしても、73才になっても、若い人と対等に張り合える世界って、いいですね。

そうそう数年前に高知へ旅行したとき、高知城の下にある公園で、あちこちに将棋を指している人がいた。1月の寒い時期だけど、南国高知は陽射しがあって公園は暖かい。将棋って、相手がいないとできない。自転車に将棋盤と駒を積んで、やってきて、顔なじみと一局ってわけですね。数人が取り囲んで見守る対戦もあった。

その時は東京の杉並に住んでいたんだけど、東京では決して見たことのない風景だった。中にはお年寄りの人もいる。女性の姿も。ぶらっと出掛けて、対戦相手を見つけて、いつの間にか人の輪ができたり、知り合いができているって、いいだろうな。お金を使わず、頭だけを使うから、安上がりのいいゲームだ。地方って、こういうほのぼのしたものがあるから、いいですよね。

私も50代半ばですから、ボケ防止に将棋でも始めようかな。と思っても、将棋は対戦相手が必要。ゲームのDSでやるのもなんだかね、ちょっと味気ない。今は奈良暮らしだけど、そんな地方って、うらやましいかも。



とろ〜ん、うつらうつら。

暖かな陽射しが部屋に差し込んでいます。冬場は部屋の真ん中まで差し込んでいたが、その陽射しも、かなり短くなっている。春ですね〜。

散歩から帰った陸君も、暖かな陽射しの中で、どっこいしょと、寝そべる。しばらくすると、目はとろ〜ん。そして、うつらうつら。

暖かくって、気持ちがいいんでしょうね。でも10分もすると、今度は暑いと感じるのか、日陰になる机の下にノタノタと潜り込んでくる。寒がりで、暑がりで、難しいものだ。

今日は、空も曇りがちで、薄ら寒い。東大寺二月堂のお水取りが済まないと、暖かくならないと言いますが、まさにこのことですね。明日は大松明です。混むだろうし、寒いから私たちは出掛けません。無事に行事が終わりますように。

それにしてもデジカメって、数秒差で撮影しても、どうしてこんなに色調が変わるのでしょうか。その辺が、よくわからん。オートフォーカスだし、ピントもイマイチ合ってないし。難しいもんだ。