テレビ画面に浮かぶアナログの文字。


最近、テレビ画面の右上に「アナログ」と書かれたテロップのような文字が気になる。いつ頃から、こんな文字が出ていたのだろうか。気になりだしたのは、草彅剛くんのコマーシャルで、このようなアナログという表示が出るテレビでは、地デジは見ることはできません。というような趣旨だったと思う。

はっきり言って、大きなお世話です。しかし我が家のテレビは、アンテナで電波を受けているのではない。ケーブルテレビなのです。だから、ケーブルテレビ局が流す電波がアナログかデジタルか、によって受信体勢も変わるはず。などと考えてもよく解らない。ただ、新しいテレビに買い換えないと、地デジ放送は、というより、全くテレビが見られないというのは、傲慢すぎるのではないか。ケーブル局からも、どうするのがベストという詳しい説明はない。

我が家、というか、今、私たちが見ているテレビは、5年前の4月に買ったシャープの20型液晶だ。小さいし、解像度も低い。でも、テレビ放送は十分に楽しめるし、不便はない。昔、27型のブラウン管型モニターを見ていたが、なんと重さが50キロ。これじゃ〜動かせないし、カラダの上に落ちたら死ぬぞ。たとえば37型液晶を買おうかな、とも思う。それでも重さが30キロ。やっぱり重すぎる。

日本は、2011年7月にアナログ放送は終了するというけど、そうなったら大混乱でしょうね。今のアメリカだって、地デジ移行を4カ月延期したくらいだから。アメリカではデジタル受信機を無料で配ってるらしいが。2011年には、我が家のテレビは7年経過か。まだ頑張っているだろう。アナログ受信世帯も、まだ数千万世帯に及ぶでしょう。アナログ電波を停止したら大反発でしょうね。1世帯1世帯を説得するつもりで、未対応世帯にアドバイスしないと。やはりテレビ買い換え補助金ですね。そろそろ、アナログテレビから地デジテレビの買い換えに、国が補助金を出さないと、大混乱が、2年後に起きますよ。新しいテレビに買い換えろ、というのは短絡的だから。

それにしても、テレビ画面に浮かぶアナログという文字。不気味ですよね。


漢字検定より、本を読め。

今の時代は文字を書く、というよりもパソコンで文字を打つ、なので、漢字知らずの私でも何とかなるわけだ。しかし漢字を読めないと恥になる。それは麻生総理が良い例で、というか、悪いお手本で、漢字読めないのレッテルを貼られてしまったので、私としても恥をかかない程度には知っておくべきか。

今、私はとある小説を読んでいる。十数ページを読んだだけで、知らなかった意味の漢字が出てくる。親切に、漢字の横にはルビが振ってある。登場したのは、斯界、愬える、櫛比、嚥む。斯界は、しかい、で、その道専門の世界。愬える、は、うったえる、で、旺文社の辞書にさえ載っていない。櫛比は、しっぴ、で、櫛の歯の様にびっしりと並んでいること。嚥む、は、のむ、で、これも旺文社の辞書には載っていない。

で、愬える、で検索してみると。こんなページを見つけました。芥川賞の選考委員すら泣かせた漢字とある。
http://homepage3.nifty.com/shoot-k/year/y3_kun4.html
いきなり、これらの漢字が出てくると戸惑うが、小説の文中で登場すると、なんとなくその漢字にかけた思いが伝わるのだから不思議。愬える、漢字の中に心の字が入っている。嚥む、はツバメの子供が大きな口を開けて飲み込むんでしょうね。だから、そんな漢字や意味の成り立ち辞典があればいいのになあ。そんなのがあれば、闇雲に覚えるより、楽しく、覚えられる気がする。

漢字が読める、書けるは知識や教養の一部です。読めなかったら、麻生総理のように恥をかくだけ。ま、50代のオヤジとしては、小説を読みながら、知らなかった漢字を潰していきましょうか。儲けに走る漢検なんて、さらさら受ける気もないし。でも、やっぱり怪しかったんだ、漢字検定は。では、私はボケの防止に、小説からコツコツと読み進めましょう。どんな漢字が出てくるか楽しみ。