鶴橋商店街で買った、韓国唐辛子。


大阪へ出掛けるんだよね。鶴橋通るよね。だったら韓国唐辛子を300グラム買ってきて、と妻に言われた。はいはい、忘れていなきゃね、と私は家を出る。

で、用事が済んで、鶴橋駅を降りた。鶴橋の駅といえば、夕方以降になると、駅のホーム辺りに必ず焼肉の匂いが充満している。私がこの駅で乗り換えを利用するようになった30年以上も前から、この匂いを覚えている。それは、ホーム下の商店街の焼肉屋から立ち上る焼肉の匂いだ。しかし、食べたい、と思うような匂いではなかった。だから、鶴橋の商店街には一度も立ち寄ったことはない。

私も妻も鶴橋商店街に興味を持ったのは、かなりまえのテレビ東京系番組、アド街ック天国で紹介されたからだ。それを妻は覚えていて、キムチなど韓国食材の多い鶴橋へ買物に行きたがった。

ひとりで商店街に入った私は、韓国唐辛子を探す。チヂミを焼いている店がいっぱい。チョゴリの専門店。普通の魚屋さん。かつお節とかの乾物店。カジュアルファッションの専門店。こう書けば、知らない人は普通の通りを想像するだろうけど、ここは市場のように狭い。自転車も通る。うるさそうなおばちゃんも歩く。で、ある店で韓国唐辛子を買った。キムチを漬けるための韓国唐辛子300グラム、というと、粗いのと細かいの2袋を差し出し、これを合わせるといいと。ま、とにかく合わせて300グラムで800円。目的は達した。

今度は、妻と一緒に鶴橋に出掛けよう。魚屋には白子もあった。乾物屋には1キロ1000円ほどのさば節も。この商店街を妻と歩けば、買物に何時間かかるだろう。でも面白い、この街は。東京でいうならばアメヤ横丁なんだけれど、ここの方が距離感が近い。そんなわけで、妻は今日、顔まで真っ赤にしながら、キムチを漬けた。出来上がりが楽しみ。やっぱり、キムチは韓国唐辛子でなければ。




あらら、ドラクエ9発売延期。

3月28日の発売を楽しみにしていた人も多かったでしょう。家電量販店では、早々と予約を受付していたはず。しかし、ドラゴンクエストの1から8まで遊んだ私は、少しもガッカリしてはいない。なぜなら、プレステ2からDSに移ったドラクエに決別したから。今のところ。たぶん。

なんでそう思ったのか。つまり、チマチマしたDSなんぞで、ドラクエ9をしたくない。というのが、私の本音だ。私は、50代の初老に近いオヤジ。しかしドラゴンクエストと知り合ったのは、まだ30代半ばだった。ドラクエ1、2はファミコンの呪文をノートに記録しながら、一字間違うともう前の場面は復活しない。それでも、27インチのテレビの前にドーンと構えて、楽しんだものだった。

それが、なんとニンテンドーのDSになっちまった。そりゃー電車の中でもできるから便利かもしれないが、小学生のガキなんぞが公園の隅っこで数人が集まって、ぶきみにこそこそと遊んでいる。あんなゲーム機で発売されるとは、何事ぞ。

そう。大きな画面で、すぎやまこういちさんのドラクエ交響曲と共に、ドラクエ特有の壮大な世界観に浸りながらこそ、ゲームが楽しめたものだったのに。これじゃ〜、普通のバトルゲーム、もしくはカードゲームと変わらないではないか。

私は、ニンテンドーのDSを持っていない。電車の中で、小学生たちがこそこそとやっているのを見ると、買いたくもないと思ってしまう。ま、大の大人も脳トレとか、その他ゲームをDSでチマチマとやっているのだが。やはり、ドラクエならば、テレビの前に腰を据えてドッカと楽しみたいのだ。発売延期のついでに、PS2でも作ってみたらどう。そしたら私は買うかもね。ドラクエの世界観は、DSじゃ〜表現できないだろうし、DSに合わせたドラクエじゃ、ポケモンレベルでしかないような気がする。おっと、やりもしないで、負け惜しみのようになってしまった。さてさて、こんどこそ7月11日に発売されるのかな。どうでもいいけど。