自然だけのおいしさ、柿日和。奈良の柿菓子です。

先日、妻が法隆寺に行った。その時に、土産物屋で買ってきたお菓子が、テーブルの上に乗っていた。破いた袋から、なんだかほの甘い匂いが漂っている。袋の中身を見ると、スライスして干した柿が並んでいる。

市田柿のような干し柿はよくあるが、こんな形は初めて。一片を口に放り込む。じんわりと柿の甘さが味わえ、しゃくしゃくと歯ざわりが良い。おいしい。よく和菓子は、柿の甘さ以上に甘くするとくどくなる、といいますが、この柿菓子「柿日和」は、まさに自然そのままのおいしさ。

パッケージには、奈良吉野特産の富有柿を、丁寧に皮むきし厚くスライスしてから、じっくりと干しあげたビタミンCたっぷりの、自然のおやつです。と、書かれている。なるほど。

奈良は、柿の名産地。我が家のベランダにも干し柿がぶら下がっている。そんな中で、おいしい柿を、柿菓子に、というより自然食品ですね。柿そのままを使って、干したもの。自然で、無添加。なによりも妻は柿が好きなんです。

柿日和。俳句の季語にもありそうだけど、奈良では至る所に柿の木があって、柿の実がなっている。晴れた日には、柿の色がいっそう鮮やかに映える。そんな日が、柿日和ですね。なかなか、おいしいお菓子に巡り会えました。

パッケージにはホームページのアドレスが書かれています。
奈良吉野いしい
http://www.a-kaki.com
柿日和の他にも、柿もなか、柿ようかん、柿ケーキがあるようです。