夏のハウスミカン。


妻が、ハウスミカンをいただいてきた。この時期に、ミカンなんてと思うが、なかなか色がきれいで、形も整っている。それが6個もあります。値段も6個で880円。さすがに季節外れは高い。

しかし、今は暑い夏。冬場のように、皮をむいて食べる気にもならない。おまけに妻は柑橘系がダメで、1片くらしか食べられないのだ。

私は妻に頼んでジュースにしてもらうことにした。妻は、皮をむき、さらに薄皮もむいて果肉を取り出している。1片だけを口に入れたらしく、驚いたように言う。

甘いよ、すごく甘い。まるでシロップに漬けたみたい。私もつまむが、確かに甘い。ハウスというだけあって、至れり尽くせりで育てたから、この甘さがあるのだろう。値段の高さも納得がいく。ジュースにするととても甘く、贅沢な味だった。

でもまてよ。みかんの旬は冬だ。夏には夏の旬、すいかや桃、いちじくにぶどうがあるじゃないか。重油を使って温めたりで、旬をひっくり返すような、エネルギーの消費は止めた方がいいと思う。太陽と土と、雨と風の、自然だけで育った旬のおいしさをもっと大事にしてほしいから。