家で食べたいおかずとは。

昔の豚汁

朝日新聞が調査した、家で食べたいおかず、というものがあったそうな。その1位は、やっぱりカレーライス。この前、数日ほど東京に行ってから帰った夜の夕食は、カレーだった。最初は、ちょっと拍子抜けの感じもしたが、あのスパイス混じりの強い匂い。嗅いでいるうちに、段々と食欲が湧いてくるから不思議です。口に運んでいるうちに、またまた食欲が増す。カレーって不思議な食べ物ですね。お皿をペロッと平らげて、まだ食べたい気持ちもあるけれど、ここは我慢。腹八分目を良しとしないと、体重オーバーになりますから。

さて、続いては、肉じゃが。たまーに妻が作ってくれます。肉はやっぱり牛肉ですよね。独身時代、スーパーの総菜売場で、半額になった肉じゃがを、残っていれば買いました。でもなんだか、肉の旨みが全然ない感じで、いつも幻滅。でも半額だから、しょうがないか。これを定価で買う人が信じられない、と思ったものです。妻の肉じゃが、しっかり旨みが染み込んでいました。旨かった。

次は、味噌汁。我が家は、具が汁の上に盛り上がっている、たっぷり具沢山の味噌汁。なんせ、おかずの一品になりますから。私が独身時代は、寸胴鍋に数日分の具沢山の味噌汁を作ったものです。懐かしい一昨年まででしたが。写真で見ると、こんな感じです。

ちょっと紹介しますと、こんな具合。煮立った寸胴鍋に、椎茸を放り込みます。1パックに8つほど入っているもの。もちろん中国産ではなくて、国産椎茸。傘を薄く切って、軸も薄く裂いてもれなく使います。しめじ、これも1パックをボーンと。ちょっと小さめの大根1本、これもすべて。人参が、3本ほどある。これも残したら、結局ダメになるので、全部投入。鍋に余裕がなくなってきました。まだ白菜の4分の1がある。トントントンと切って、鍋に。うわー、はみ出している。でも煮えたら縮むから、ぎゅうぎゅう押し込んで、とにかく蓋。わっ、豆腐と若布が残っている。ついでに、豚肉小間切れも。ようやく、鍋もなんとか収まりました。この隙に、豚肉、放り込んじゃえ。ん、豚汁じゃん。ま、成り行きで。汁の上に出た灰汁を、丁寧に取りながら、出汁投入。続いて、若布、投入。若布も、国産を。以前に、安い中国産を使ったけど、なんせ1週間近くこれを食べるわけで、中国産の若布は、ずるずるになって、形が崩れてくる。さすが国産若布は、何日煮込もうがしっかりしているから、私は好き。そして、味噌を投入。この味噌は、島根県の弥栄村の味噌。なかなかおいしいんですよ。ちょっと高いけど。学生時代の友達が、脱サラをして、この地で農業をしている。カルガモ農法で、できる限りの無農薬に挑戦してますから、応援したい気持ちもあって、ここの味噌を買っています。結構評判がいいんですよ。で、最後に、豆腐を入れて、一煮立ちしたら出来上がり、というわけ。ここがポイント。この、一煮立ちする前に、鍋に玉子を2個ほど落とすのです。しばらくすると、玉子は目玉焼き状態に。もうこの味噌汁、というか豚汁、の玉子乗せ。これだけで、十分おかずになるでしょ。

うわっ、長々と書きすぎた。でも、ほぼ1週間分の味噌汁、いや豚汁。鍋の中身が少なくなれば、さらに具を加えるのです。それは、次に。おっと、これは朝日新聞の調査による、家で食べたいおかず、でしたよね。整理すると、人気の順位は、カレー、肉じゃが、味噌汁、刺身、炊き込みご飯、豚汁、焼き魚、餃子、天ぷら、おでんと続くらしい。次は、この味噌汁がどうなるか、続けましょうか。