18日、3度目の富士号乗車。

sinndai0802

昨日の夜に帰ってきました。18日に出掛けるときの大分は、相変わらず寒くって、昨日帰ってくるときは大分駅を降りると雨。しかし、そんなに寒くはない。ではでは、遡って18日からブログを始めます。

またまた、寝台列車の富士号である。なんせ安いからが正直な理由。大分駅を16時48分発。別府湾が望めるところまでくると、湾のど真ん中に、大きな船が見える。対岸もしっかりと見える。誠に今日はいい天気だ。それが車窓からは1時間とちょっとで終わるのがもったいない。

今日も月が出ている。太陽の時間は決まり切っていても、月は常にずれているから、月に見送られるって、今回も運がいい、なんだかいい気分。そんな景色を楽しみながら、焼酎のなしかカップを開けて、妻のおにぎり弁当を味わう。

ほろ酔いの中で見る九州の夕日もいいものだ。それにしても、このあたりの山々って面白い形をしている。下関を出てから車内を見てみると、なんと乗客は私を含めて3人。大分駅で切符を買うとき、寝台列車の富士は廃止になるのかと、係員に尋ねた。係員はきっぱりと、そんな予定はない、と言う。でも、こんなにがらがらじゃー採算がとれないだろう。私にとっては、人が少ない分、快適だ。4人分のボックスを独り占めにできるから、なんと気持ちのいいことか。さて、私は本を読みながらゆっくりと寝ましょうか。

日付が19日に変わり、目が覚めると、車内放送が始まる。やっと起き出して窓の日よけを上げると、茶畑が見える。とうに浜松を過ぎて、もうすぐ静岡だろう。遙か北の山の、その上に白く輝く山並みが見える。朝日を受ける南アルプスだ。静岡を過ぎて、期待は富士山。進行方向の遙か向こうに見えるが、残念ながら雲がかかっている。三島に近づくと、頭だけを雲から上に出した。唱歌通りだ。

思い返せば、去年の9月は車窓から様々な秋の花が眺められた。今は冬、もうすぐ春。まだまだ景色は味気ないが、去年に葉っぱを散らした広葉樹が、光を浴びてなんだか白っぽく見える。枝先に蕾を膨らませているのだろうか。いずれにしろ春は近いのだ。