ペットホテル1泊の陸を引き取る。

久しぶり

さてさて、私たちは京都10時12分発のぞみ博多行。さらには小倉12時47分発のソニックで、午後2時過ぎにやっと大分に到着。できるだけ急いであげよう、というわけでタクシーを利用。タクシーには禁煙マークがついていました。だんだんと嫌がられるなあ。

2時30分すぎに家に到着して、玄関を開けると、向こうからフニャーフニャーと猫の殿が現れた。さっそく妻は殿をなだめます。ま、無事みたい。で、殿の餌はほとんど減っていない。妻が向こうからやってきて、陸の餌がかなり減っていると。普段は、犬用の餌をまったく食べない殿が、なんで陸のごはんを、不思議。私たちのベッドにも、そこで寝たと思われる形跡が。はいはい、もう返ってきたからね。

次は犬の陸をお迎えに。どんなっだったろうね、と車の中で話しながら。ほどなくペットショップへ到着。妻が係の人に様子を聞くと、今日の朝の散歩では、外に連れ出したもののそれ以上は動かずに座り込んだという。んこのしなかったとか。出しても直ぐにショップに戻りたがって、ものの5分ほどしか散歩ができなかったらしい。その様子がとてもかわいいんだって。みんなから。もう、ほんとに、気弱ですから。

ショップの奥の方から、様々な犬の鳴き声が聞こえた。みんなの前を通って陸君が連れ出されているのだ。ドアが開いて、陸君がなんとも情けない顔をして現れた。私たちには気付かず、まだおどおどしている。妻が、陸と呼ぶと、足元に駆け寄り顔をすり寄せた。私に気付くと、めったにないことだが、私にも顔をすり寄せて、ペロッとなめる。なんと珍しいことで。妻ははじめてじゃない、という。私たちは、ひとしきり彼になでなでをくりかえす。

ショップを出て、帰る途中で散歩に連れ出そうかと思ったが、どうも様子を見ているといち早く家へ帰りたい感じ。家へ到着する。少し玄関の戸を開けてやると、陸君はもどかしげに自分でガリガリと引き開け、リードを外そうとする私の手を振り切って、一目散に奥へと走り去った。洗面台の方から、ピチャピチャと音が聞こえる。見に行くと、台の下にある彼らの飲み水を、まだ執拗に飲んでいる。のどが相当渇いていたのだ。まだ飲み続ける陸から、そーっとリードを外した。おかえり、陸。ごめんね。夕方の散歩は、ちょっと長目にして、ゆっくりたっぷり歩いた。うんちも二度でたんまり。落ち着いたかな。陸と殿も1日おいての再会です。