広〜い、紅葉がきれい、岡城趾。

岡城趾

国道57号線に戻り、竹田市に向かう。目的は、とりあえず岡城趾へ行ってみようということで。ほぼ竹田市街に近づいたところで、案内標識に従って左折。なんともたよりない道ですが、このまま進む。トンネルを抜けて、川沿いに出ると、左側が瓦屋根と灯籠の塀がずーっと続き、右側がお寺が並んでいる。うわー、いい感じ。こんな場所で、のんびりとお寺巡りもいいかも。

川を渡り、なにげに雰囲気のある市街を抜けて、細い道をひたすら走る。トンネルを抜けて高台の駐車場に着きました。遙か上の方に、岡城趾が見える。ところどころに紅葉が。どうする?上を見上げて、妻はためらっている。案内地図があるので、見ると、わー、結構、だだっ広い。じゃー、ちょこっとだけ上って歩こうか。妻は、うなずく。歩いたり、坂を上ったりするの、嫌がります。もっと体重を減らせば、楽に歩けるのに、と私は心の中で。

ひとり300円の入場料を払って、付いてきたのがこのパンフレット。巻物になっています。手が込んでいる。これを作るの、大変だろうけど、面白い。これなら、きっと読みますって。持って帰りますって。ファイリングする人は、ちょっと難儀かもしれない。

妻の嫌いな石段を登る。でも、紅葉がきれい。城壁と見事な一体感を見せている。大手門跡を抜けて、高台の石垣横の道を歩きながら、周囲を見渡すと、城壁、石垣、紅葉の木々だけで、見事に何もない。そして遙か先まで、城壁が広がっている。よくまあ、こんなところに作ったもんだ。戦国時代は、山に城を構えて、敵の攻撃に備えたというが、それにしても広い。

眼下には大野川が渡り、紅葉の間から遠くの山々が見える。いい景色だ。本丸跡を抜けて、まだまだ道が城壁が、紅葉が続く。かなり歩いて、ずーっと先にも城壁が見える。もう限界でしょうね、妻は。ここらで、戻りますか。パンフレットによると、本丸、二ノ丸、三の丸、西の丸などは江戸時代になってから完成したとか。明治になってから、見事に取っ払ったというのは、なぜなのか、などと。西の丸跡の高台からは、遠くに阿蘇山が見える、らしい。ここは桜の木が多い。春には、また美しい風景を見せてくれるのでしょう。それにしても、今日は、用作公園、普光寺磨崖仏、岡城趾と、妻はよく歩きました。いい運動で、痩せたかな。竹田の街並み散策は、またの機会として。帰りは、朝地道の駅を目指します。