食べ残す、殿のご飯。


私たちが食事するダイニングテーブルの上には、いつも猫の殿用のお皿が乗っています。これは、夕食はみんなで食べようということで、奈良に引っ越してから続けてきたこと。でも、いつの間にか、殿たちが早くご飯をくれくれと急かすようになってから、夕方の5時くらいには入れてやるようになった。テーブルの上の殿のお皿にご飯を入れると、すぐに陸がそばにやって来て、殿が食べ終わるのをお座りして、ちらちらと殿が食べる様子を見ながら待っている。殿がある程度食べ終えてそのお皿から離れると、陸はもうぜんと前脚をテーブルに乗せ、殿のお皿を舐め尽くすのが常だった。ところが、そのご飯が80グラムから60グラムに減ったときは、食べる前にフニャ〜フニャ〜と怒っていて、きれいに食べ尽くしても怒っていたのだが。陸がいなくなってからは、なぜか少しだけ食べ残すようになっている。なんで?どうして?まるで、陸の取り分のように、なぜか、いつもちょっと残す。そうだよね、殿は小さくっても陸のお兄ちゃんだもの。いなくなった陸の取り分を残してくれているのかなあ。お行儀悪いけど、まあいいかあ。そんなわけで、殿もやっと落ち着いた感じです。もう陸が亡くなってから一週間。はやいものです。