奈良は積もっちゃって、15センチらしい。


朝の6時前に目を覚ますと、どうもうっすらと雪が積もっている。ん?まだ大したことはないのか。空が明るくなってくると、雪は絶え間なく降り続いているのがはっきりわかる。さっそく外の道路に出て、ささっと箒で除雪。5分ほどかかって一方向に進み、振り返ってみるとさっき掃いたところがもうしっかり積もっている。こりゃダメだ。今日は、朝から病院に行くんだけど、車ではもう無理。なので、ちょっと早めに、駅まで歩いて電車で行くことに。さて、家を出て駅まで向かう道のりは、モノトーンの世界。雪国の人から見れば、笑っちゃうだろうけど、慣れない奈良の人間にはかなりの苦労。でも、ふかふか雪の上を歩きながら、スキー場での歩く感覚を思い出した。雪がこんもり積もっているところをグサッグサッと歩くと滑りにくい。雪の薄いところを歩くと却って滑るからご注意を。さすがに通る車はメッチャ少ない。で、一番楽しそうなのは小学生たちなんだよね。などと、50年前を思い出す。さて、上の写真は垂仁天皇陵。寒くっても水鳥は泳いだり潜ったり。おっと、ゆっくり見入る暇はない。急げ病院へ。もろもろの診察と治療が終わっての帰り道。尼ヶ辻駅近鉄電車を待つも、30分近く来なかった。ダイヤが乱れているんだろうけど、近鉄の駅員さん、ひとこと説明があってもいいんじゃない。と、思ったら25分くらい経ってから、漸くアナウンスがあった。「雪のためダイヤが乱れております。今暫くお待ちください」。誰だってそんなことはわかっている。バカじゃないの。駅のプラットホームにはいつの間にか50人くらいの人がただただ待っている。東京だったら、とっくに駅員にくってかかる人が必ずいる。奈良の人は大人しすぎるね。みんな静かにただ待っているんだから。アナウンスだって、「ただいま電車は○○駅を出ております」などと、現在の状況を近鉄の駅員は伝えなさいよ。井の頭線なら必ず、運転状況を言いますよ。そんなんだから、近鉄は経営収支が一向に改善しないんじゃないかい。近鉄社員は奈良の人間を舐めているのかも。下の写真は、そんなホームから唐招提寺方面を望む。もちろん、何も見えません。その時、顧客はどんな情報を欲しがっているのか。素早く反応してくださいね、近鉄さん。