高校受験の明暗。


もう44年も前の話になるけど、私はなんとか第一志望の高校に合格した。その時に、同じ中学で、その高校の受験に失敗した中学卒業生が何人かいた。1カ月前に中学の同窓生10人くらいで集まる機会があった。その時に、私が行った高校の受験に失敗した友達が参加していた。で、彼とちょこっと話をする機会があったんだけど、その彼は高校に合格しなかったことが凄いショックだったと語った。やむなく行った高校も行く気にならなくて、もう一度他の高校に通い始めたという。そういえば、そうだものなあ。もし、私がその高校を落ちていたら、滑り止めに受けていた別の学校に通わなければならなかったはずだ。合格ライン、ギリギリだった私は、やっぱり運が良かったのだろう。

その彼とは、小学生の頃は、凄く仲がよかった。よく一緒にいろいろなところへ遊びに行ったし、教室では机も並べていた。違ったのは、彼の方が成績が良かったということだった。どうしても、彼以上の成績を越えることができなかったことだけは、はっきりと覚えている。中学校に入ってからは、クラスが一緒にならなかったこともあり、彼とは疎遠になって、私自身も別の友達ができるようになった。で、高校受験前の中学校3年の時、私はなにをしていたのか、ふと考えてみた。中学3年で新しく作った運動クラブに一生懸命になっていた。将棋に夢中になって、校舎の隅で隠れてやっていたら、担任に見つかって将棋の駒を取り上げられた。ボードゲームがバンカースから麻雀になって、友達の家などを転々としながら牌を打った。は。いったいどこで、勉強してるのだ。でも、私が合格して、彼はその高校に落ちちゃったのだ。

で、彼と話を進めていると、なんと同じ大学に進学していることがわかった。私と彼とは学部が違ったが。もっと違うのは、彼はその大学を卒業したが、私は入学式に行ったきりで以降は大学に通わなかった。私は大学に行かずに、予備校に行ったのです。でも、その時の大学受験料とか、入学金や授業料の話で、ちょっと盛り上がった。今から40年前のその時の受験料は3000円だった。で、大学の入学金は4000円で半年の授業料は6000円。トータル1万3000円があれば、とりあえず大学に通えたものだった。それに比べれば、今の大学は高すぎるよね〜、という話が大筋でね。今は、国立でも80万円以上、私立なら100万円は軽く超えてしまう。その時の物価と連動して考えても、日本の大学は高すぎる。授業料の金額ばっかりが高くなって、学生のレベルが下がっちゃったね、という結論で私たちの話は終わった。

だから、中学3年生の時は、第一志望の高校を目指して、多少は運動部に夢中になってもいいけど、決して将棋や麻雀にはまらないようにね。ま、今時、麻雀をする中学生はいないか。大学生でもしないしね。ちなみに私は、社会人2年目で麻雀は止めました。確かに私よりずっと下手な人が多くって、麻雀はお金を稼げました。そりゃ〜中学生から麻雀をしていたから、私が強いのは当たり前。でも、麻雀は時間のムダです。付き合いにはなるでしょうけど、負ける人ほど徹夜に持ち込もうとして、本当に時間のムダです。ウイーやプレステ、DSなどのゲームと同じです。時間のムダです。ゲームをする時間があったら、もっと有意義な時間を過ごす方法があるはずですよ。と、思えるようになった。


てんかん患者に、自動車免許を与えないで。
栃木県鹿沼市で児童6人が死亡した事故は、誰もがご存知ですね。事故を起こした運転手は、その当時、てんかんの発作を起こして、意識がなかったそうです。さらには、その運転手は、過去8年間で事故を7件も起こしていたそうな。なんで、こんなことがチェックできないで、野放しにされているのか。

そもそも2002年に道路交通法が改正になって、てんかん患者でも一定の条件が揃えば、運転免許が取得できることになってしまった。そこが問題なんですよ。確かに、10年くらい前まで、てんかん患者が、事故で人をひき殺したなんてこと、聞いたことなかったもの。では、なんで、道路交通法てんかん患者の都合のいいように改正されたのか。この時の政府は、自民党公明党と保守党ですよね。どうして、てんかん患者に免許を与えるようなことをしたんだろうな。どこかで自民党を主体とした政治的な駆け引きがあったんですね。

で、去年の年末にもてんかんが持病の歯科医師が、三重県四日市市で2人を死亡させました。なんかこの事故は、弁護士が無罪を主張していますが、どういうことなんだろう。結果として人を殺してしまっているのに無罪で、罪はない。不思議ですね。亡くなった人は、あんたが車の前に立っていたから悪いんだ、なんて言いぐさですよね。で、さらにさらに、横浜市鶴見区でも14歳の男の子がひき殺されているのですね。その運転手は、トラックを運転中にてんかんの発作で意識不明となり、男性をひき殺したそうです。

で、てんかんの薬を処方通りに飲んでいなかった。たぶん、違うでしょ。すべての患者がてんかん発作抑制の薬を飲んでも、すべてが効くとは限らないでしょう。この薬が、風邪に効く。食あたりに効く。頻尿に効く。すべての人がその薬を飲んで、直ちに症状が治まったでしょうか。100%ではありません。だから、たとえ薬を服用していても、発作は起こることもあるのですよ。たとえ用法、用量を守って、服用していても100%発作が起こらない保証はない、ということです。突然に発作が起きて、誰かを死に至らしめることになったら、もうそれで終わりです。今回は、チェックをすり抜けた本人にも問題はあるが、そもそも免許を与えることにした政府や行政機関が諸悪の根源です。ただちにてんかん患者の方は、自動車の運転を停止してください。てんかん患者が航空機の操縦ができないのと同じことです。これ以上、犠牲者を増やさないでください。もう9人の命は戻ることはありませんけど。私だって、そんな事故に巻き込まれたくないですから。